コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

狩り☆ダッシュ=>> 1話 pt1 ( No.1 )
日時: 2010/11/11 17:13
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


俺の名前は、吉崎 戒斗(ヨシザキ カイト)どこにでもいる至って普通の高校生だ。

そんな俺の隣でPSPという携帯ゲーム機にバカみたい打ち込んでいるやつがいる。.....まぁ、バカだが。

こいつの名は、自称ゲーム神......『榊原 智成』くんだ.....


「お〜い、智成.....次の授業始まるぞ〜.......ああ、お前授業中もやってっから意味ねぇ〜か」

「なぁ、戒斗.......お前も狩りに行かねぇ〜か?」

...机の上でやっていたゲームを、今度は机の中に入れ、先生にやっているのがバレないように、絶妙な角度でプレーしている智成が言う。

「あ〜?、この時代に狩りなんてしたらケ〜サツにお世話だぜ〜」

「ゲームの話だよぉぉ〜〜、まったくなんでこうも戒斗はゲームに無関心なんだ〜」

相当落ち込んでいるようだが、俺には知ったこっちゃない....

「ゲーム?、そんなものやって何が面白い?.....あらかじめプログラムされたデータを進めているにすぎない.........俺は、そんなものに人生の大切な時間を使いたくはないね」

「なら..............騙されたと思って一回やってみな」

智成は、そのゲーム機を俺の机の上に置く。

その瞬間、教室のドアが開く。

先生「教科書121ページだ。」

...マズイ、この状況で俺がゲーム機を持っていると言うことが知れれば......

戒「おい、智成.....お前なぁ〜」

智「なにか?.....今すぐプレーしないと、今大声でお前がPSPやってるのちくるぞ〜」

戒「きたね〜ぞ!!!、第一、どうやってやるかも分かんねぇ〜よ!!」

智「横のボタンを上にスライドしろ」

戒「ああ?」

言われた通りにスライドしてみる...

画面には、なんだか知らねぇー恐竜がプレーヤー側に走ってくるところで停止していた。

戒「なんだよこれ、止まってんぞ」

智「....どうすれば動くか自分でかんがえな♪」

く〜〜〜、今にもブチ切れそうだ....こんな下等生物にここまで言われるとは〜

戒「ふざけんじゃねぇ〜よ....こんなのやんねぇ〜からな」

智成が手をあげる。

智「せんせ〜〜〜」

戒「バカッ、分かった、分かったから......」

先生「なんだね?」

智「トイレ行っていいですか?」

あ、あっぶねぇ〜〜〜......

先生「まったく、お前は幼稚園児か?....授業始まる前に行っておきなさい!!」

智「すみませ〜ん」

クラス爆笑。
...........俺、沈黙・・・