コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

狩り☆ダッシュ=>> 1話pt1 ( No.2 )
日時: 2010/11/12 11:41
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


戒「そうだ!!!」

俺は、智成がトイレに行っている間にPSPとやらを智成の机の中に押し入れた。

先生「おい、そこ!!なにやってんだ?」

...マズイ、ばれたか....?

先生「没収だな」

バレたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

.....俺がこれまで築き上げてきた先生の評価、優等生と言う俺のイメージがぁぁぁぁぁあああ〜〜〜〜

戒「ああ、コレですか.....なんか隣の席の机からチラチラ見えていたので、気になりまして.....」

...こうなったら最後の言い訳にかける!!


先生「まぁ、お前が言うなら本当だろう......まず、そのブツをこちらに渡しなさい」

先生が取りに来る。

俺は、ブツを渡す。

その時教室のドアが開いた。

智「あ......俺のPSPが..........」

先生「智成、あとで職員室に来るように」

智「先生!!!!!、危ない!!!!、そ、それは時限爆弾なんです!!!!......俺、今朝、知らない武装集団に渡されて.....」

見苦しいぞ.......智成...

先生「そ、それは大変だ!!!!、こんなもの早く捨てなければ!!!!」

先生は教室の窓を開け、ブツを投げ捨てた....

ここは、三階.......終わったな。


_______昼休み。


俺は今、学食に来ている。

そして、俺の席の向かい側には、世界の終焉を迎えたかのような顔をして、うどんをすする自称ゲーム神。

戒「お前があんなこと言うからだぞ.....自業自得だな」

智「いや、アレは本当に時限爆弾だったんだ......うん、そうだ、アレは時限爆弾、時限爆弾、時限..........」

....あまりのショックゆえに自己暗示に走るゲーム神。


「なんで戒斗はこんなバカと一緒にいるかな〜、バカがうつるよ」

そう言って俺の隣に座るのは幼なじみで、家が隣の篠原 葉月だ。

戒「よ〜す、本当バカがうつりそうだ」

葉月「あんた元からバカだけどっ」

戒「わ、笑うなっ!、少なくともお前よりは学力テスト上だぞ!!」

葉「......そのわりには、鈍いよね.....」

急に葉月の表情が暗くなる....悲しいような、苦しいような表情だ....

戒「.....おい、どうした?」

葉「な、なんでもない!!.....さ、食べよ食べよ〜♪」

....なにか言いたそうだったけど...

智「戒斗、鈍いな〜....幼なじみと主人公は一番攻略しやすいル〜トなのになぁ〜〜」


どうやら、自己暗示が成功したらしい智成が言う。

こいつ、バカに磨きがかかったな...

葉「あ、戒斗、手下来たわよ」

戒「だから、その言い方やめてほしいんだけど......」


向こう側から、走ってくる茶髪のショートカットの男の子....

「あにき〜〜〜」

こいつは、決まって俺のことをそう呼んでいる。

戒「なんだ〜涼太?」

涼太「いや〜、あにきに相談がありやしてね....」

こいつの名前は、里村 涼太、俺の一つ下の後輩だ....ある事件がきっかけで俺のことをああ呼ぶようになったんだが.....

戒「相談?」

涼「はい.....実は、今日告られたんす...」

一同「ええ〜〜〜〜!!!」

葉「それで手下、誰に告られたのよ?」

涼「そ、それは....あにきにしか言えねっす」

葉「なによ〜、言いなさいよ〜」

むくれる葉月....

戒「俺、恋愛ごとにはうといからな〜....葉月とかに相談したほうがいいかもしれないな」

葉「な〜んだ、分かってんじゃない」

智「あまたの恋愛シュミレーションゲームをコンプリートしてきたこの俺に任せろ〜!!」

戒、葉、涼「いや、頼んでない!!」

戒「んで、涼太、詳しく説明してみろ」

涼「えっと、今朝普通に登校してきて、靴を履き替えようと下駄箱に行ったんす.....そしたら俺の下駄箱に手紙を入れようとしている女の子がいて、なんか慌てた様子で言うんす.......付き合ってくださいって」


戒、葉「.........その子、アホだ。」

戒「そんで、なんて返事したんだ?」

涼「逃げてきたっす♪」

戒「あ..そう.....にげたのですか....」

葉「まぁ、その子もその子よね〜、なんで朝に下駄箱に手紙なんか入れるかなぁ〜」

智「おかしいなぁ〜......俺のデータには、朝、告白すると言うシーンは見あたらない.....」

戒、葉「だから、お前呼んでない!!」

涼「俺が逃げたのにも、理由があるんす......その子、鎧来てたっす....」

戒、葉「コスプレかい!!」

戒「なぁ、葉月.....その子、色〜んな意味で危険だな....」

葉「そうね、関わらないほうがいいわね....」

智「いや〜、鎧プレーもありかぁ〜....そうか、そうきたか.....」

後ろでぶつぶつ言ってるやつは、ほっとこう。

涼「でも、結構可愛いかったっすよ.....」

戒「そう言うもんだいじゃねぇ〜だろ......とりあえず、そいつに会ってみるか」

葉「私も見てみたいわ.....色んな意味で...」

涼「でもその子、見たところここの生徒じゃないようで.....」

戒「そりゃそ〜だろ〜〜、鎧来てらっしゃる〜」

涼「あにき、葉月さん......頼むっす、放課後その子一緒に探してもらえないっすか?」

智「あれ?、俺は入ってないのか〜?」

涼「智成さんは.......とりあえずいいっす...」

うん、それが正しいぞ.....涼太。

智「.....なるほど、とりあえず.....ねぇ、やはり俺は切り札としてとっておきたいわけだ...」

.....勘違いしてらっしゃる!!!

葉「訳のわからんバカほっといて行こ、昼休み終わるよ」

___俺たちは、教室へもどる。