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Re: 狩り☆ダッシュ♪6話更新☆コメくださ〜い ( No.21 )
日時: 2010/11/30 15:51
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


________気が付く。

俺は、集会所兼居酒屋の中で寝ていたようだ。


目の前にはマスターがいる。



マスター「お前どんだけ寝れば気が済むんだ?.......もう出発時間だぞ」



今は朝10時といったところか..........

俺、丸一日寝てたのか!?




マスター「その防具では危険すぎる、出発前に買ってやる、付いてこい」



俺は、眠い目を擦りながらマスターに付いていく。



集会所を抜けて着いたのは、大きな武器屋だった。


涼「いらっしゃいっす〜♪」


店には、涼太がいた。



戒「お前なにやってんの?」



涼「働いてるんすよ〜♪、あにきは何しに来たんすか?」



戒「武器やら防具やら買いに来たに決まってんだろ〜が!!」


涼「あにきぃ〜、今日はいつもよりご機嫌斜めっすねェ」



戒「........殺すぞテメー」



マスター「殺すのは飛竜にしてくれ、涼太、今朝注文した龍騎士装備とソニックブレードあるか?」



涼「マ、マスター.......やっと俺のこと名前で呼んだっすねぇ〜〜........あるっすよ〜、ちょっと待ってくださいっす」


涼太は、店の奥に入って行った。


あいつ、こんな短期間で様になっている..................ある意味凄い。



マスター「なんか欲しいものあったら買ってやるぞ〜」


戒「ありません!!!」



涼「持ってきたっす〜〜〜」


奥から涼太が大きな箱を台車に乗せて運んできた。



マスターが開ける。



中には、剣と、防具が入っていた。



マスター「この防具、着てみろ.......少なくとも今着ている防具よりは、遙かに高性能かつ軽いはずだ。」



俺は、今着ている『The 鎧装備』を脱ぎ、箱に入っている防具を着た。


......軽い


それに見た目がカッコイイ!!


その防具は、スタイリッシュな形状にラインが金色、ボディーが青に背景黒といった防具だ。



マスター「なかなか似合うじゃないかぁ〜、これは『龍騎士装備』と言って、その中でもスピードに特化した防具だ。その辺のハンターが手にできる代物じゃね〜ぞ〜.......その剣は、『ソニックブレード』と言ってなぁ〜、見た目の割に軽い。火山地帯や湿地帯なんかで大いに活躍する剣だ。」



俺は、そのソニックブレードとやらを握る。


剣は、大きくそして、とても薄くほんのり青みがかっていた。



......見た目の割に軽い、確かに軽い。


戒「こんな薄いので、あの飛竜の頑丈そうな体切れんのかよ?.......折れんじゃねぇ〜の?」



マスター「じゃ、試しにその店の柱切ってみ」


店の中にある一本の木の柱を指さす。


俺は、軽く柱に剣を当てる。



「スパッ」


....あれ?、切れちゃった。


俺は力を入れた覚えは無いが店の柱はまっぷたつだ。


店が崩れ始める。


店長「おい、新入り!!!、なにやってる!!!」



奥から店長らしき人が出てきて涼太が怒られている。


マスター「な♪、その剣の凄さが分かっただろ〜..........その剣、自分の足に当ててみろ..........足無くなるぞ〜」




そう言って、店から立ち去るマスター。



戒「ちょ、まてよマスター!!」



俺は、どこへ閉まったらいいか分からない剣を構えたままマスターを追いかける。



........公国の住人が俺を見ている。



........よくよく考えれば、剣構えてマスター追っかけてりゃ俺、悪もんだよな.........


でもよぉ〜........この剣切れすぎなんだよぉぉぉおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!




そして、公国の出口(出発門)に着いた。



戒「..........マスター、この凶器どこにしまえばええんですか?........」



マスター「ああん?、腰にでも差しとけ」



......ああ、この女適当だなぁぁぁあ〜〜




戒「俺は、そのせいで公国の住民にマスターの命を狙う悪者だと思われたんだぞ!!!」



マスター「騒ぐなや.......次ここに帰って来るときは戒斗は英雄だ!!.............色んな意味でな♪」



ん?その語尾誰かの口癖だったような.....



戒「色んな意味でって.....あまり良いようには聞こえませんが.....」



マスター「この発音、葉月のをマネしてみたんだ♪.......どうだ?」



戒「.........どうもこうもねぇだろ!!」



マスター「テヘ♪............これはネルんだ♪、可愛いだろ〜〜」




戒「あんた、完全に俺で遊んでるでしょ?」



マスター「うん、遊んでた♪」



戒「........テメーぶち殺すぞ」




?「マスター!!、もう遅いですよ〜早くしてください!!」



向こうに止まってる軽トラの荷台に乗っている少女が言う。

隣にこれまたイケメンの男性。


その横にターバン巻いたやつ。




マスター「お〜、みんな待たせた〜..........戒斗、行くぞ」


俺とマスターは軽トラの方へ走る。




マスター「紹介する、今回私が選んだ人員だ........皆経験豊富で実に役にたつぞ〜、まぁ40後半のおやじを選んでもよかったのだが、戒斗が若い娘がいいと言うのでなぁ〜」




戒「.........マスター、俺で........俺で遊ぶなぁぁぁぁぁぁぁああああ〜〜〜〜」




少女「マスター、こいつ変態なの?」



マスター「ん〜〜〜、属に言うムッツリというやつだな♪.......ちなみに彼女は、エリーと言う。ハンマー使いだ」



エリー「私はエリー、変態は却下!!!」


赤髪のロングヘアーに、鋭い眼差し.......全体的に赤の防具で身を固めている。



マスター「そして、その兄、ブラッドだ。彼は優秀な弓使いでな〜、ブラッドの横に出る者はいない」



エリーの横に座る金髪のイケメン男性を指さす。


ブラッド「始めまして、ブラッドと申します.........今回は、飛竜討伐ということですが、無理しないで冷静に行きましょう」



.....ああ、まともだ。

この人いい!!!!



マスター「そして、隠れたガンナーの名撃手 GJだ........彼の打ち出す球は百発百中!!.....とにかくやつの腕を見て驚くなよ〜...........性格は特殊だが、そこは目をつぶってくれ......」



GJ「俺の腕みてビビんなYO〜♪☆..........ハゲ!!☆」



.......なんだこいつ.......かかわりたくねぇ〜。