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Re: 狩り☆ダッシュ=>> ( No.5 )
日時: 2010/11/16 09:52
名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)


「いっきま〜す♪」

まさかとは思ったが、謎の少女は涼太の下駄箱の前に来た。


少女は、下駄箱を開け中に異次元転送装置と言っていた封筒を入れる。


「・・・・・・」

何も起きない........

戒「葉月.........帰ろ。」

葉「うん、そうだね......私たち色んな意味でどうかしてたわ......」


涼「ちょ、ちょっと待ってくださいよあにき.....じゃあこの子はどうなるんすか?」

戒「とりあえず、ケーサツにでも連れてけ」

涼「それはまずいっすよ!!、危険すぎるっす........この子は、異世界人なんすよ、警察なんか行ったら....考えただけでゾットするっす」


戒「涼太、お前こいつのこと信用してるのか?......俺は、なにか決定的な証拠が無い限り、信用できねぇ〜」


少女「それなら、証拠見せます!!!」


少女は、目を閉じ胸に手を当てた。

その瞬間、少女の体は光に包まれた。


光が消えると、少女は俺たちの高校の制服を着ていた。


一同「ええ〜〜〜〜!!!」

智「い、今なにが起きたんだ?」


....凄い、現実ではあり得ないことをこいつはやった。

コレを見て信用出来ない訳がない。


少女「この服は、私がイメージしたものに変えることが出来るんです♪、これで信じてもらえましたか?」


一同「....信じました」


戒「お前の名前とか聞いてなかったな....」


少女「私は、ネル.......セントペルー公国第一王女です。今回は訳あってこの世界に来ました。」


........やべ〜、俺ら完璧異世界人に洗脳されてるぅぅぅぅ〜〜〜〜


戒「訳あり?.....王女様?......」


ネル「はい、詳しく説明しますと......私の国、セントペルー公国では、10年に一度異世界から助っ人を連れ込むことを許されているんです....それで、私はあなたがたを選びました........でもこんなこと言うと絶対来てくれないと思ったので、私はあえて帰ろうと言って、転送装置を機動させたのですが.........故障してました。」


戒「.......あのねぇ〜、ネルさん......それ、拉致って言うんだよぉぉぉ〜〜〜..........」


葉「じゃ私たちは、危うくこの子に拉致されるとこだったわけ〜〜」


戒「どうやらそのようだ、危なかったな葉月」


ネル「あの〜、スミマセン.......あなた方が午前中授業を受けている時に、もう公国の方に申請してしまいましたので、それを無視されますと.........死にますよ♪」


......あ〜、この子は笑顔でそんなことをおっしゃるぅ〜〜〜怖いなぁ〜〜


涼、智「やったぁぁぁああああ〜〜〜〜!!!」

二人して舞い上がっちゃてるよ.....

戒「お前ら、ここ喜ぶとこじゃないだろ!!.....俺らの人生こいつにめちゃくちゃにされるんだぜ......俺はこの世界でふつ〜に暮らしたい」

葉「私も、この世界で生まれたんだもの......この世界で暮らしたいわ......それに、大切な人いるし///」

ネル「勘違いされてませんか?、私のように異世界を行き来できますよ......それに王国があなた方異世界人を保証しますので、SSクラスの部屋を使用できます♪」


涼、智「ますます行きてぇぇぇぇぇええええ〜〜〜〜」

まったく、ガキかこいつら

戒「行き来できるとしても、俺たちがそっちの世界にいるとき、こっちの世界の俺たちの存在はどうなるんだ?」

ネル「それなら大丈夫、あなた方がこの世界にいない間はダミーが動きます。....ダミーはあなた方がとる行動を細かいところまでコピーされているので、ややこしくなる心配はありません.....また、あなた方が異世界からこの世界に来た瞬間にダミーは消え、ダミーの記憶が自動的にあなた方の脳に転送されます。」


葉「そのダミーとは会えないの?」

ネル「会うことは不可能です....あなた方がこの世界にいるとそもそも存在しませんし、異世界から帰ってくると消えてしまいます。」

智「じゃ、カメラかなんかまわしとけば見れんじゃね?」

ネル「ダミーは、カメラや投影機器にはうつりません」


戒「大体、その転送装置とやらが壊れてるんなら行けねぇ〜じゃん♪」

ネル「今、公国で修正しているので、明日のこの時間までには直りますよ♪」


....俺は、心の中で祈った。


『直るなぁぁぁぁぁああぁああああああああぁ!!!!!!!!!!』

ネル「それでなんですけど.......私、このままじゃ野宿することになります........どなたか私を家に泊めていただけませんか?」