コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 狩り☆ダッシュ=>> ( No.6 )
- 日時: 2010/11/16 11:36
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
〜第一回ネルを泊めよう決定戦〜
智「さぁ〜始まりまりました、第一回ネルを泊めよう決定戦!!、今回司会を務めさせていただきます.......ゲーム神こと榊原 智成とぉ〜」
葉「解説の、篠原 葉月です......」
智「さぁ〜ネルを泊める権利は誰が獲得するのでしょうか!!」
戒「もしもし〜、........そこの腐れ司会者ぁぁぁ!!!!!なんで、俺か涼太しか選択しねぇ〜んだよ!!!!」
智「お〜と、戒斗選手ぅ〜気合い入ってますね〜」
戒「.........棄権しまぁ〜す。」
....そうだ、棄権すればいいんだ、なんで思いつかなかったんだろ俺、バカだなぁ〜アハハ
ネル「棄権はできないんですぅ〜、スミマセ〜ン」
戒「.....へ?」
涼「まぁいいじゃないっすかあにき....分かってますって、俺が手を抜いて、あにきに勝たせればいいんすよね♪」
.....全然わかってらっしゃらない。
戒「いいか、涼太、絶対手を抜くな!!、本気で来い!!、そしてお前が勝つんだ!!!」
涼「あ、あにきぃ〜〜.....俺のことを思って...分かったっす、俺全力で行って負けるっす!!!」
.....うわぁ〜〜、この子分かってねぇ〜。
何なんだこの戦いは......司会者カスだし、解説の葉月はツラ死んでるし、そもそも選手決めたのネルだし.......
こんな異世界人なんか家に泊めたら........想像したくもない......
この戦い、絶対負けてやる!!!
智「では、一回戦50m走で〜す......ル〜ルは簡単、先に50m走りきった方の勝ち!!......位置について、よ〜いドン!!」
涼「うおりゃ〜」
涼太は、全力で走り出す........バカめ、これで俺の負けだ♪
涼「あれ?、あにき?」
.....と、止まりやがった..
戒「....どうやら足をくじいたようだ...かまわず行け!!」
涼「俺は、俺はぁぁあ〜あにきを置いてなんか行けねぇ〜っす!!!」
涼太は、俺を担ぎ出す。
戒「涼太〜、俺を降ろせぇぇ〜〜」
涼「気をつかわないでくださいっすあにき.....このままゴールっす!!!」
涼太は、俺を50m地点にぶん投げた。
戒「ぐはぁ」
智「ゴール!!!、一着は戒斗選手です!!いや〜凄い走りでしたね〜、解説の葉月さん、今回の走りどうでしたか?」
葉「....そうね....まず、戒斗は走ってないわ......ぶん投げられて.........可愛そうに....」
泣き出す葉月。
智「素晴らしいレースにどうやら葉月さんは、感激の涙を流しているようです」
戒「いや、違うだろ!!」
涼「あにきの心遣いに感動したっす、次もよろしくっす」
.....もはや、こいつに何を言っても無駄だ。
智「さぁ、第二試合はぁ〜〜〜......っとここで時間がきたようです......第一回ネルを泊めよう決定戦、勝者は、吉崎 戒斗選手で〜す.....さっそくインタビューをしてみましょう...........戒斗選手、今回の戦いはいかがでしたか?」
戒「.........もはや、言うことはない」
智「なにも言うことがないほど完璧だったと言うことですね〜」
戒「智成...............」
智「はい、なにか?........グハ!!!」
俺は、智成の顔面をぶん殴った。
葉「あっ、戒斗がキレた.......久しぶりに見た.......戒斗のこういうとこもいいのよねぇ〜///」
戒「葉月、帰るぞ」
葉「え?、うん.....もしかして聞こえちゃった?//」
戒「ん?なんだ?」
葉「.....なんでもないわよ!!!」
ネル「それで、戒斗さんのお家はどこなんですか?」
戒「こっちだ、しばらく歩くぞ」
涼「あにき〜、ネルをよろしく頼むッス〜」
智「ネルをホントは一番連れて帰りたかったんじゃねぇ〜の」
俺は、自称ゲーム神と名乗るゲスやろーにもう一発あびせて、その場を去った。
帰り道。
あの訳の分からない大会開いたせいで、もう辺りは暗い。
今、俺と葉月とネルの3人で夜道を歩いている。
葉「今日は悲惨な目にあったね〜」
戒「ああ、まだ終わってねぇ.....ってか明日から異世界行きだけどな、俺ら。」
ネル「セントペルー公国に来ればきっと感動すること間違いなしですよ♪」
戒、葉「・・・・・」
そうこうしている間に自宅に到着した。
葉「じゃ、私戒斗の家と隣だから、じゃね.....なんかあったら呼んでよね」
そう言って、葉月は隣の家に入っていった。
ネル「へ〜、ここが戒斗の家かぁ〜....庶民的なお家だね〜」
戒「庶民的で悪かったな......俺んち入っても、ぜって〜変なこというなよ!!!」
ネル「変なこと?」
戒「ああ、異世界から来ましたとか、その服の能力使ったりだとかだ!!」
ネル「分かってますよ♪」
戒「じゃ、入るぞ」
俺は、家の扉を開ける。