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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 漆黒のレクイエム ( No.7 )
- 日時: 2010/11/27 16:11
- 名前: 十六夜 ◆HU7XfvOYA2 (ID: dBCG1FA1)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
第二話 [瞋恚の炎]
本部の集会所に集ったエクソシスト達はそれぞれ物騒な話をしていた。
十字団は、再び悪魔が来た,という事を知り、戦の準備をしているらしい。
「おい…… 悪魔と戦うんだぜ?」と一人のエクソシストが弱弱しい声で喋る。
希望は暗澹として、助かる道も無かったのかもしれない。
血月の夜の様に、再び死亡者が増えるのかもしれない。
この事件を思い出す度に、懐古だな,と誰もが思う。
そんな悪魔達に瞋恚の炎を燃やしながら、目の前に仁王立ちをするフィルさんの話を訊く。
「…悪魔達が、今平和を脅かしている これでは悪魔達に世界を掌握されてしまうだろう 皆の者…劔を持て! 戦が始まろうとしているぞ!」
フィルがそう大声で言うと、エクソシスト達は高らかとオーッと言い、腰に付けていた劔を手に持ち握った。
こんな完全に攻撃態勢だったのに、実際は凄い事にもならなかったのだが。
苦笑してしまうのだろうか。
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