コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: ざけんじゃねぇ!! — 起 — ( No.25 )
日時: 2010/12/11 10:03
名前: ハッチしゃn (ID: ymYDaoPE)

第九話「ハゲ」


球体は俺の目の前まで接近してくる。
その直後に手の形をした触手がこちらに伸びる。

その触手を踏み込み、高く跳び上げ、俺はそのまま球体の真ん中を右手で貫く。

「「ギャァアアァァアアアアアアアッッ!!」」

大きな奇声の絶叫が俺の鼓膜を揺らす。イテぇ。めちゃくちゃイテぇ。このまま耳が不自由になっちまうんじゃねぇだろうなぁ?

貫いた右手に力を入れ、天使達の細胞組織で内部破裂させようと思ったが、どうやら・・・この球体の中は、どんどん加速して俺の能力を奪っていくらしいな。

力を入れても、まるで効果はない。
・・・・なら、これはどうだ?

俺は、VANエネルギーを右手に集中させる。
そのまま増殖を繰り返す。

「さあ、てめぇの消す計算と、俺の増殖の計算、どちらが早いか、やってみるかぁぁッ?!」

81000!
よっしゃ!このまま!!

っな!?
・・・・2000。

徐々に消されていく・・・。俺の能力が・・・!!
くそぉっ!!

増殖の計算が追い付かない。消費の計算の方が速すぎて、俺の脳じゃたどり着けない。

ふざけるな・・・。人類の拠点だぜ?

俺は、人類の拠点なんだ。俺の脳で追い付けなかったら、この世界の滅亡を表してんのと同じだ。

別にあいつらを構うわけじゃないが、この俺が、こんなふざけた形をした異生物に負けんのは、ぜっっってぇ無理。

仕方がねぇよな・・・。だったらこっちも・・・。

「全力で行かせろや!こんちくしょおおおおおおおおおおお!!」

VANエネルギーメーター:
1%2%3%”5%6%15%23%32%55%66%!!

イコール、=VANエネルギー、拡散確率:99.9%


おし!行ける!!

両手を黒い形をした球体野郎に、まるごとぶち込んで、増殖拡散させる。





直後に、爆風が周りを包んだ。