コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: こんな俺でも奇跡を起こすっ! ( No.2 )
日時: 2010/12/15 18:28
名前: ZERO ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)

一応主人公を軽く紹介。
・奇異 輝弥
黄色髪の幸運少年、そのため結構家は豊か。
お調子者で妄想好き。昔はしょっちゅう告っては
振られるだったらしい。しかし仲間の事をしっかり思っており、
覚悟を決めたときはすごいらしい。16歳の高1。

とりあえずこのぐらい…、主人公単なる変態じゃ…w
ま、まぁそんな事は気にせず本編行ってみよー!

第一話 こんな俺でも奇跡を起こすっ!




うわ〜、やばい。もう眠っちまいそうだ…。
こんなちっぽけな教室の片隅に俺、奇異輝弥はいた。
高校に入学してから授業中の居眠りは日課であった。
眠らぬように自分と戦うのだがいつも惨敗である。




「………」
「奇異!何眠っているんだ、お前は」

くそぉ、痛ぇ。先生め…、手加減というものを知らぬのか…。
俺は口に出来ないほど拳骨が痛かったのでずっとそこを押さえている。

「自業自得だな、輝弥」
「昴!!…よりによってお前に見下されるなんて…」

実際輝弥の言っている事は正確ではない、いや確実に間違いだ。
こいつは重宮昴、輝弥と同じ高1である。頭は…、そこそこ良い。
まぁ輝弥は単なる馬鹿だから見下されてもおかしくない。
実は見下していたわけでもないのに輝弥は勘違いしていた。

「おいおい、お前は勘違いしすぎだ。ばーか」
「っ!お前も十分な馬鹿だ!!」
「じゃあ、勉強で見せ付けろよ」
「くっ!!!」



はっ!何故俺はこんな所で口をとめてしまったんだ。
よし、説得力ある一言を思いっきりぶちかましてやろう!
せーのっ——————————。

「別に馬鹿でもいいじゃねぇか!!!」





一瞬にして周りは静まり返った。そして冷めた目で輝弥を見る。
どうやら今の一言が白けたらしい。そして目で責任取れアピール。
そして先生は険しい顔をして怒りオーラを明らかにしていた。




「奇異!!廊下に立ってろぉぉ!」

これじゃあ一石二鳥ならず一言二難だろ。
俺はため息をついて授業が終わるまで廊下に立っていた。