コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: こんな俺でも奇跡を起こすっ! オリキャラ大募集! ( No.26 )
日時: 2010/12/21 21:36
名前: ZERO ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)





「逃亡者…?お前っ、なんで逃げているんだよ」
「私を排除するためよ、科学兵器が現代人にいかないようにね」
「けっ、けど!お前、仲間はいないのか!?」

俺はこの話を聞いてちょっと焦っていた。
若干空気が重くなってきているから、そういう空気が大の苦手なのだ。
その話が進むに連れてアリアの顔も引きつっていく。




「仲間は……、いないよ…」

その一言を放った瞬間、アリアの目が溢れるほど涙ぐんでいた。
しかしその涙をこらえて話を続けた。



「私にだって家族や親友といえる人はいたっ…、けど無理矢理突き放されたの…。
あなたが地上にいるなら私は地獄にいる。そんな遠い立場に私はいる…。
これ以上迷惑をかけたくないからもう行く…」




「はいっ!?ちょ、ちょっと待てよ!!」

アリアはスッと立ち上がってドアをスムーズに開けて出て行ってしまった。
輝弥は歯を噛みしめていた。何かしらの心残りがあったのだろう。




「くそっ…、なんで俺はあいつを止めなかったんだ…」

輝弥は自分の行いに後悔しながら布団を敷いた。
そして布団にうずくまって寝ようとしたが眠れずに朝を迎えた。