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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: こんな俺でも奇跡を起こすっ! オリキャラ大募集! ( No.37 )
- 日時: 2011/01/05 09:43
- 名前: 蒼天の彗星 ◆7dc6rjLZUg (ID: A9EK.QpX)
「っ!?お前、いきなり何すんだ…」
輝弥の頬には昴の拳の後がくっきり残っていた。どうやら鈍い音の正体は頬を殴った音だとわかった。
輝弥は怒って文句を言おうとしたが言うにもいえなかった。何故なら昴は本気で怒っていたから。
昴はズンズン近づいてきて輝弥の胸倉を掴んでこう言葉を放った。
「手前っ!そんな事だけで人様に迷惑かけてたのか!?」
「そんな事だけって…」
「彩佳もすっげー心配してたんだぞ!?なのに何だ?振られた?それだけで大切な奴に八つ当たりしたのか!?っお前は人間失格だ!!」
その一言はとても重みのあるものだった。取り返しのつかない過ちを犯したため言われた事は正しかった。
しかし輝弥が後悔していたのは今自分が嘘をついてしまった事だ。しっかり真実を言えばいい物の、
やはり人様に迷惑をかけるのは嫌気がさす為決してその事は口にしなかった。
前を向くとそこにはいつもの温厚な表情をした昴がいた。
「………、別に無理して言わなくてもいいぞ」
「えっ?」
「俺だってどんだけ辛い事情を抱えてるってーのはわかるから」
そして昴は一息ついてもう一度、言葉を放った。
「お前が過ちを犯したんなら過ちをパーにして来い、終わりよければ全てよし、だろ?」
「……ごめん昴、俺もう一度行ってくる」
そして輝弥はもう一度戦場へ一歩一歩、あの少女を助けるため歩き出した。
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