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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 大好きなんて言えるわけ無いじゃない。 2章終了!! ( No.109 )
- 日時: 2011/01/24 22:10
- 名前: 抹茶. ◆1TtGcOAK06 (ID: OtIMiKLW)
- 参照: @ 特になし←
凛目線で書きます。
***
食欲の秋、読書の秋、運動の秋‥…ets
暑い夏は終わった。
そして新しい秋が始まる。
俺的には秋は好きな季節だ。
気温がちょうどいい。
最近関根翼と、山中翔と仲がよくなった。
今まで潤いが無かった乾いた学校生活から抜け出せたような気がする。
この二人は俺を思ってか、‘凛’と呼ばない。‘高橋’と呼ぶ。
‘翼’‘翔’と呼び合っているのにも関わらず。
始めの頃はぎこちなかったが、最近は慣れ始め不快に思うことも無くなった。
やっぱりこの名前は嫌いだ。このせいで苛められてきたのだから。
中学もわざわざ遠い所にしたのにいきなり名前の事燐音ってやつに侮辱されるし
せっかく中学で自分の立場を作ろうとしたらこれだ。
そのせいか前までは誰も寄ってこなかった。
最近から翼と翔と仲良くなったのだ。
そんな俺でも想いを寄せる人はいる。
「凛君おはよっ」
そうやって笑顔で挨拶をしてくれたのは田中 柊。
俺が最近想いをよせはじめた人。
「おっ、おう!!」
仏頂面になってしまうが挨拶を返すことは出来た。
前までは返すことができず、無視したように思われていたのかもしれない。
最近俺は進歩してきた。はず。
「今日は寒いね」
「・・・/」
思わず赤面になってしまうが隠そうと教科書をしまう。
お前にそんな風に笑って見られたら照れるというか、なんというか。
こんな風に田中に想いをよせるのにも勿論、理由というのがある。
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