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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 大好きなんて言えるわけ無いじゃない。 2章終了!! ( No.113 )
- 日時: 2011/01/30 13:02
- 名前: 抹茶. ◆1TtGcOAK06 (ID: luH4x61K)
- 参照: @ 特になし←
つまらない。俺には友達がいない。別に、虐められてるとか、ハブられてるとかそういうことは全然無い。
今で言う、‘一匹狼’という奴だ。
「凛君!!」
ちょっとキーが高い声がする。
田中柊って奴だ。
「その名前で呼ぶな」
睨むけど全然怯まない。
だけど、もうこの行動は慣れた。
「なんで??素敵な名前なのに」
不思議そうな顔で彼女は俺の顔を覗き込む。
「どこが」
つい、仏頂面で答える。
彼女の感覚は変だ。
「凛って名前、良いと思うよ??」
はぁ??女子から見たらいいかもしれんが、俺に取っちゃ最悪なことなんだよ。
「私は好きだな。その名前。それと、自分の名前を嫌ってる凛君も」
「えっ??!!今な—・・・「私、もう行かなくちゃ。燐音が呼んでるし。じゃぁね」
笑顔で手を振る彼女。何それ、俺意識されちゃってるの??
そ、そんなわけない。ちょっと自意識過剰だな俺。
田中。良いかも。
名前褒められたの初めてだし。
照れる。明日からなんて顔をして会おうか。
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