コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 大好きなんて言えるわけ無い。オリキャラ募集&アンケート中!! ( No.166 )
日時: 2011/02/16 18:24
名前: 抹茶. ◆1TtGcOAK06 (ID: FsSzscyg)
参照: ■world*2■


ビィィーーー


「これにて1年A組の劇、「不思議の国の白雪姫」を終わります」


終わった。
終わったのはいいのだが、さっきから柊と気まずい。
どうしてだぁぁぁぁぁッ!!
いや、考えなくても分かりきっているのだが。
あれだ。‘あれ’。
何とは言わない。想像に任せる。

「おつかれぃ!!文化祭終わったら皆で打ち上げ行こうぜぃ!!」

「いいよー」
「えー疲れた」
「何処で??」


口々にみんな騒ぎ始めた。うっわ。どうすんだよ俺。行った方がいいのか??
でも多分柊行くと思うし・・・。

そんな風に思っていたら、

「その、私パスするね」

柊だ。ちょっと顔を赤く染めながら皆に向かって喋っている。
嫌なのか??


ピンポンパンポーン

「皆さんお疲れ様でしたぁ!!!これにて文化祭は終了でーす!!生徒の人は皆体育館に集まってください!!!!」

陽気な声がバックに流れながら翼の明るい声が流れる。

——・・・あいつ、放送委員だったんだな。

ということでその話は終えてみんなゾロゾロと体育館に向かって歩きはじめた。
柊は柊といっし・・あぁ!!もう紛らわしいな!!田中は柊と一緒に向かっていた。



一緒に帰ろうかな。そんくらいの事は柊も嫌がんないだろ。





————教室


「はい。皆さん今日一日どうでしたか??疲れた人ー」

先生が笑みをこぼしながら話していた。

「うそっ、こんなにいるの??まぁいっか。ということで日直帰りの挨拶よろしくな」

そう言うと先生は教室を出て行った。

「さようならー」

適当に日直がさよならを言い、皆教室から出始めた。


帰り誘ってもいいよな??


「柊!!」

遠くから呼ぶ。ビックリしたようだ。そういえばこうやって呼ぶの初めてだよな。
内心ではそう呼んでいたが。

「帰り一緒に帰ろうぜ」







「ぅん・・・。ぃぃょ」


小さくボソッと呟いた。だけどしっかり聞こえてはいる。



ニカッと笑うと鞄を持って柊の方へ歩き出した。











十二月一日。


涼しくちょうど良かった季節はもう終わりを告げ、
厳しい寒さが到来する冬が来る_____。