コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 大好きなんて言えるわけ無い。アンケート中!! ( No.188 )
日時: 2011/03/27 12:44
名前: 抹茶. ◆1TtGcOAK06 (ID: kkPVc8iM)
参照: ★.! 隠れオタクでごめんなさい *`


 ソファーに座ると飲み物とお菓子を出してくれた。

「実は燐音ちゃんに相談があって;」

 はじめてだなーこういうの。相談することはあっても相談されたことは無いし。

「あのね、翔君のことなんだけど」

 変な胸騒ぎがした。そもそも此処に来るのが間違いだったんだ。

「私、好きになったかもしれない」

 ほら。可笑しいと思った。

「だから幼馴染の燐音に聞こうと思って」

 何を??好きなタイプを??

「だってその、告白はいつかするじゃない??」

 無理だ。
 一筋の涙が頬を伝う。

「だから燐音に協力してもらいたいの。いいかな??」

 私は考えることなんて一秒もしなかった。

「無理。ヤダ。だってウチは昔から好きなんだもん」

 後の方は言わなくて良かったのに。
 でも、私は何故か口元に緩い弧を描いた余裕の笑みを見せていた。

「えぇ?!」

「うん??何?」


「じゃぁしょうがないなぁ」

 さっきの胸騒ぎが戻ってきたような気がした。



「明日、告白ついでに翔君に





                   キスする」




 だから言ったんだ。此処に来るのが間違いだったんだ。