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Re:    星空恋模様   ☆ ( No.3 )
日時: 2010/12/18 18:57
名前:  りん. ◆v9XleremlY (ID: lkXh3Ruz)

♯2

ある日。

夜の犬の散歩ついでに、携帯を持っていった。

もう12月。

星って、寒くなると輝くから、冬は好き。


「うわぁ…」


昨日の空とは大違い。

一日で、こんなに空って変わっちゃうんだ。


犬の散歩途中なのに、そんなこと忘れてずっと空を見続けていた。



「こんばんわ」


いきなり声をかけられた。


ビクッとして振りかえる。


そこには、マフラーを付けた男の子がニコニコしながら立っていた。


「…こんばんわ」


あたしって、結構人見知りだから、こんなしゃべり方しか出来ないんだよね。


「空、好きなん?」


いきなりタメ口…?


同い年くらいなのかな。


「はい…」


同い年くらいだけど、身長、高すぎだよ。

やっぱり、年上なのかな。

あたしの学校に、こんな人いないし…。



「そうなんだ、俺も好きなんだ。空見んの」


「…」


どうしよう。


こういう時って、なんて返せばいいんだろう。



「中2?」


また男の子が口を開いた。


「はい。…貴方も、中2ですか?」

「うん、俺も中2」


やっぱ、同い年なんだ。





これが、あたしと少年の、出会った時のこと。