コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 悪魔との契約書 ( No.18 )
日時: 2010/12/24 22:16
名前: 林檎 ◆Kzu1K1gcR2 (ID: dCkmB5Zo)

#07


「・・・っ」


私は精一杯の力を振り絞り、クラスメイトを睨んだ。


「なんだよ、その目はっ!!」
「なんか文句あんのかコラ!!」


どうして皆、私を殴るの?
どうして皆、私を蹴るの?



アンリ・・・!!


「きゃああああっ!!」


教室の窓ガラスが、勢いよく割れた。
そして、ガラスの破片は一人の女子の頭や顔に突き刺さった。


「愛梨ちゃん!!」
「大丈夫!? しっかり!!」
「誰が救急車!!」


ガラスの破片が刺さった女子は、クラスのリーダー的存在の相沢愛梨だった。

相沢はガラスの破片が刺さり、血だらけだ。

私はあの時、心の中でアンリを呼んだ。


もしかしてアンリが・・・?


『お嬢様。いつでも僕をお呼びください。どんな時でも、あなたがお呼びならば駆けつけますよ』


「ふっ・・・」


いい気味だ。
私を傷つけるから、こういう目に遭うんだ。