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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 毒舌裁判官の日常 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/27 14:08
- 名前: 霧雫 蝶 (ID: /KhoxVdF)
- 参照: http://http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
ただいま。
そういっても答えを返してくれる人はいない。
外とさほど変わらない冷たさの部屋に暖房器具はない。
いつ買おうか、と悩み続けて数ヶ月がたったままだった。
ジャンパーを入り口についているフックにかけ、部屋に入ろうとする。
しかし、部屋の入り口付近を大きなゴミ袋が大胆にふさいでいてよけて通る余地すらなかった。
仕方がないので飛び越える。いや、飛び越えようとした。
足がゴミ袋にわずかに当たり、そのせいでバランスを崩す。
勢いよく前に転げる。
これが自業自得というものか。
身で感じて始めて納得するのであった。
ゆっくりと起き上がり、自分の部屋を見渡す。
大量の書類が自分の目にとまる。
そう、ここにあるはずだ……あった。
これを探していたのだ。
書類の山から取り出されたのは一冊の分厚い本で、表紙には
『裁判について第2版』と金色の文字ででかでかと書かれていた。
そう、この男こそがこの小説の主人公『昌明』である。
部屋の前のゴミ袋でこの男の『裁判官』という
イメージは崩れたかもしれないが、間違いない。
こいつが主人公である。
そうでなければ『斉藤 昌明容疑者(27)の家に
不法侵入』になりかねない。
まあ、この男の日常をとくとごらんあれ。
追伸
他の方と名前がかぶってしまったので、改名させていただきました。
ご迷惑緒おかけして、申し訳ありませんでした。
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