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〜プロローグ〜

「その……あの……僕と付き合ってください！！」

僕は今最高に恥ずかしい
告白というのは常にむずかゆいもんだと僕は思っている
放課後、夕日に染まる教室、二人きり、夕日のように染まる顔
思いを告げられた彼女は赤い顔で僕を見つめる

「ごめんなさいっ！」

そして失恋。
「高木君ってさ………優しいんだけどね……ごめんね」
「そっか、はは、こっちこそいきなりごめんね」
彼女は手をあわせて「ごめんなさい」のポーズを作って教室から走り去って行った

ぽつんと残される僕
僕は今、最高に恥ずかしい
失恋というのは常に心が痛むものだと僕は思っている
放課後、夕日に染まる教室、一人きり、ため息
思いを告げ終わった僕は疲れきった顔で宙を見つめる
そして一言


「これで１３回目か」


それは僕のちょうど１３回目の失恋を経験したところだった