ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

〜第四話　正しい女の子のふり方　〜

「さぁ、ナンパを経て一段階成長した春季くんに新しいことをティーチャーしてあげよう！」
「成長してないわ！心に傷を負っただけだ！」
今日も楽しい放課後、僕は神様と教室にいた
「あれはお前が上手くやらないからいけなかったんだ」
「明らかにあんたが悪かったでしょうが！」
「そんなことはどうでもいい」
「あんたにはそうでしょうねぇ！」
僕はあの夜、人生のシャットダウンをクリックしそうになった

「今日の議題は正しい女の子のふり方だ」

「さぁ、ここに種も仕掛けもないハートが書かれた紙がある」
そういって取り出したのは手紙。ていうかラブレターにしか見えない

「これを使って君を不思議な世界に連れて行こう」
そう言った瞬間

「先輩！」

女の子が息を切らしながら教室に飛び込んできた
おそらくラブレターの主。

「さぁ、このハートの書かれた紙と……」

それに構わず続けている神様

「この紙にこもっている思いが……」

あ、なんかいやな予感

「一瞬にして消えました！」

そう言って思い切りラブレターを破り捨てる神様。いや悪魔

「先輩………ひどいですっ！」

そう言って走り去っていくラブレターの主。
神様は一息ついた後

「さぁ、冗談はここまでにしておこう」

「あんた最低だな！！」