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Re: 女の子に『YES』と言わせて主人公になる方法 ( No.8 )
日時: 2010/12/28 18:47
名前: シンダチ (ID: 6xDqgJhK)
参照: http://kaminomabudachi.blog121.fc2.com/

〜第二話 影があってこその主人公 〜

僕が神様と出会った次の日の放課後、神様に教室に呼び出された

「さぁ、レッスンを始めよう」
神様は教壇に立ってふんぞり返っている

「まずは主人公には必要不可欠なことがある」
ふむふむ

「それは影だ!」

影?ちゃんと付いてるけ——
「もちろん足から伸びている影と間違えるやつはいないと思う」

…………………

神様は僕が軽く落ち込んでいることには全く気付かず話を進め出した
「たとえばだな……壮絶な過去だな」

なるほど………僕の壮絶な過去といえば

「13回ふられましたね」
「マヌケすぎて話にならん」
失敬な。

「他には家族とかだな、たとえば両親がいなかったりとかそういうのだ」

「父も母も健在です」

「兄が交通事故で死んでいたり」

「兄はいませんよ。妹ならいますけど………」
「妹に一日死んでもらえ」

猟奇的だ。

神様は「まぁ」と仕切りなおして
「妹が美少女とかならアリな設定だな」

「妹はまだ小学三年生ですけど」
「この犯罪者」
「ええ!まだ妹には手を出してませんよ!」
「『まだ』っていうことはいつか手を出す気なのか。犯罪者」
「出しません!!」
それくらいの分別はあると思うんだ、普通。

てか今気付いたけど

神様って意外とアホなんじゃないか?