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Re: 嘘からはじまる恋 ( No.10 )
日時: 2011/01/09 17:58
名前: 蒼依 (ID: 1Fvr9aUF)

*第三話 生徒会?*

部活動紹介が始まった。
どこの部活も持ち時間は3分。

大量の新入生を我が部へ!!と言わんばかりに、熱く宣伝する。

高校になると中学と違って部活数が多い。
これだけ多ければ、一人くらい幽霊になったってバレナイ…はず。


てきとーに聞き流していると、一時間まるまる使った部活動紹介がやっと終わった。


「みやび!!私決めた!決めたよ!!」
「早いね。」


早速なつみが報告しにきた。
何があったのか、なつみの目がキラキラしている…。そんなに気に入った部活があったのか?


「で、どこなの?」
「それはねー………生徒会っ!!!!」


……はぁ?今この子なんて言った?


「え、なんて…?」
「だからー、生徒会だよ!!!」


……誰か聞き間違いだと言ってくれーっ!!
生徒会だと?!あんな仕事多くて面倒なところへ何故入らなくてはならんのだ!!


「ほ、他になかったの…?もっと楽そうで…人一人消えたってわからないようなところ…。」
「生徒会なら大丈夫だよー。人数多いし、行事の時しか活動しないって言ってたのに、聞いてなかったの?」
「それでも!!他になかったわけ?!」
「あれー、私と一緒ならどこでもいいって言わなかったっけー?」
「そんなこと…!」


なつみと一緒ならどこでもいいよ。


言ったーーーーっ!!言いましたー、私ーーー!!
何言ってんだーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

なつみは私の方を見てニヤニヤしている。
私はその場で崩れそうになりながらも仕方なく承知した。


「あはーっ、楽しみー!!」
「何が…」
「だって会長さんイケメンだったんだもーん!!てか、生徒会メンバー皆イケメン!!」


はっ…!忘れてた…なつみは大のイケメン好きだった…!!
そうだった、そうだった…!!ちくしょう!!


自分の太ももをバンバン叩きながら、体育館をあとにした。