コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 嘘からはじまる恋 ( No.14 )
- 日時: 2011/01/09 18:00
- 名前: 蒼依 (ID: 1Fvr9aUF)
*第五話 新入生歓迎会*
今日から生徒会活動開始!!
と思いきや、その前に新入生の歓迎会をするらしい。
なので私は今、なつみと一緒にカラオケ(パーティールーム)に来ている。
そこにはすでに先輩方や同級生の姿が見られた。
それにしても…よくもまあ、これだけの人数が入ったなぁ。
何故店側も受け入れられたのか…思わず考え込んでしまう。
なつみはそんな事はどうでもいいみたいに、先輩方を見てはキャーキャー言っている。
「ねぇ、どうしてこの人数がカラオケに集まれるの?」
「そんな事知らないよー、あ!!副会長がこっち見てるー!!」
「なつみがうるさいからよ…。」
「ちょっと!!こっちに来た!!」
なつみの言った通り、副会長がこっちへやって来た。
あー…きっとうるさかったんだわ…なつみめっ!!
とにかく謝らなきゃ!!
「えー…ご、ごめんなさい。騒がし…」
「なーに話してたのっ?」
へ?何しに来たの、副会長。
「俺の方見ながら話してたから、どうしたのかなって。」
「あの!!まだ始まらないんですか?!」
なつみがここぞと言わんばかりに副会長に話しかける。
イケメンなら誰にでも話しかける癖やめた方がいいと思うんだけど…。
私はそっと席を立つ事にした。盛り上がってるの邪魔したくないしね。
なつみと副会長が何話したのかは知らないが、急に副会長は席を立ち、マイクを持ってこう言った。
「これで全員?じゃー歓迎会始めるよー!!
あ、ここは俺の知り合いが経営してて今日は貸切!!皆楽しんでってよー!!」
何故か副会長はこっちを見てウインクした。
おそらく私が知りたがっていた事を、なつみが聞いたのだろう…。
でも納得はした。副会長の知り合いさんがねぇ…って、え?!貸切!!
道理でこの人数を受け入れるわけだ…。
副会長って何者なの?
「あの、月野さん。」
「え?あ、はい?」
突然名前を呼ばれて驚いた。この男子は同学年?