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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 嘘からはじまる恋 ( No.27 )
- 日時: 2011/01/09 18:02
- 名前: 蒼依 (ID: 1Fvr9aUF)
*第七話 憂鬱。*
「俺、岡本拓哉の歌を聴けーーーっ(笑)」
あのあと部屋に戻ると副会長のオンステージが始まっっていた。副会長が歌うのを皆静かに聴いていた。
副会長って歌上手かったのね(笑) 皆聴き入ってる。
私はそっとなつみの隣に座った。
「何してたのー…遅かったじゃない!てか、いつからいなくなってたのよ!!」
「ごめん、ごめん。トイレ行ってたっ」
「ずいぶん長いトイレだこと!」
ずっと待ってくれていたのか、怒られてしまった。でも、顔は怒ってない…。
副会長の歌声のおかげでしょうか…?
私は思わず熱唱している副会長の方を見た。たまたま目が合う。
「ん?え…。」
げっ!またウインクしてるし…!もう副会長と目合わせないぞ…!
*
家に帰ると午後7時を回っていた。
夕飯を食べて自室に籠っていると、なつみからメール。
「今日は楽しかったねー!あとさ…」
私は最後まで読まずに携帯を閉じた。
なつみからメールが来るのは、ほぼ毎日のことだから無視して この日は眠りにつくことにした。
なつみ、ゴメン。人間、眠気には勝てないよね。
*
昨日8時頃に寝た為か、早起きしたので朝風呂に入って学校に行く支度した。
少し冷たいカッターシャツを来て考え事にふけてみたり。
いつもバタバタするけど、今日は珍しく落ち着いた朝を過ごせた。
「明日からホントに文化祭の準備だからね!」
はぁ…気が重い…。
昨日の副会長の声がよみがえる。
話によると今回は1年生が多いから先輩方の方で役割を振り当てるらしい。
拒否権はなし!!何に当たったとしてもしっかりとこなす事!!
コレ、ルールらしいです。
「行ってきまーす。」
重い荷物を持って家を出る。
今度こそ、生徒会活動開始!!
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