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＊第二十二話＊　オカシイ。

変…。絶対に変！！
あっさり許可がおりるなんて思ってもみなかった。
許可おりなくても出て行くつもりだったから、扉に手をかけたものの出ることが出来ない。

何かあったのだろうか…。
生徒会室を出る前にこれだけは聞いておこう。


「会長…何かあったんですか？」
「いや、疲れただけだ。……行くなら行けよ、俺の気が変わらないうちに」
「そう…ですか」


なんだ。疲れただけか。
そういえば会長、朝から働きっぱなしだったっけ？
それなら無理もない。
ゆっくり休んでもらう為にも、私はここから出て行こう。


「では、失礼します」
「………」


今度こそ扉を開けようと再び手をかけた。
扉が、開かない。




「月野、膝枕して」




いや、開けられなかった。
会長の手が私の手を阻止したから。





「え」



急なお願いに戸惑う。
それに…




「膝枕ってなんですかぁーーーーーーっ！！」