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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: サクラ ( No.14 )
- 日時: 2010/12/31 23:05
- 名前: 柚莉愛 ◆VoHZnMKTK2 (ID: LV9Enekb)
第11話 「両思い」
しばらくして水麻が帰ってきた。
「おかえり!」
玲奈とあさかが笑顔で言ったため、水麻は驚いていた。
「告白、されたでしょ?誰に?何て言ったの?」
玲奈が質問攻めにする。
水麻は顔を真っ赤にする。
「あの・・・坂木君に告白されたの・・。」
「お〜!で、何て答えたの?」
「私も好きだったから。付き合うことになった・・。」
水麻はやはり恥ずかしそうだ。
「やったね!おめでと〜。」
「私も自分のことのように嬉しいよ!」
玲奈とあさかは大喜びだ。
水麻の話によると、
水麻は高校に入学した当時から瞬のことが好きだったらしい。
でも、いざとなると恥ずかしさと照れさから言えなかったらしい。
3人は大はしゃぎだ。
それから恋話を始めたため、夏と瞬が教室に戻ってきたのに気づかなかった。
「俺、川谷が好きだったなんて初耳だよ!」
夏は瞬が水麻に告白したことを驚いている。
「だって、川谷は夏のことを好きだと思ってたし。」
そう言って瞬は頭をかく。
「は!?明らかに違うだろ!川谷はお前のこと好きだって俺、気づいてたし。」
夏は必死な顔で瞬に言った。
「そうなの?言ってくれれば良かったのに!」
瞬は驚き悲しそうな顔で言う。
「瞬が川谷のこと好きだなんて知らなかったし。」
二人はチャイムが鳴るまで言い合いを続けた。
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