コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君のために *実話* ( No.1 )
- 日時: 2011/01/31 17:57
- 名前: 未羅 ◆I/.b8govos (ID: S7/.WdDv)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第一話**
昔、付き合っていた彼氏・・・伊藤 真人。
中1に出会って恋を落ちて中2の春から付き合い秋で別れた。
別れてはまた付き合っての繰り返しだった私たちの関係に終止符をうったのは私からだった。
そして私なりのけじめをつけその人と別れを告げた。
けじめ——・・・・
そういってるが本当にけじめなのだろうか?
私は正しいのだろうか?
でも自分の決めた道は自分なりに進んでいこうと思う
自分は自分らしく。
そう思えばきっと後悔なんてしなくて済むはずだから。
***
彼に別れを告げ、少し落ち込んでいた私を励ましてくれたのは同じクラスの『南 真未』だった。
他のクラスに親友はいるけれど今では彼女もかけがえのない存在だ。
彼女と同様に慰めてくれる男子もいた。
これもまた同じクラスの『佐野 怜』だった。
「まあ、他にもいい人いるって〜」
「真人のことは忘れよう!」
慰めてくれるのはありがたいが 二人は何か勘違いしてる様子。
・・・そういや詳しく話してなかったな。
「ちょっと・・・私、ふられたんじゃないよ?」
「「・・・・そなの!?」」
・・・・少し間をおいてから二人が同時に驚いた。
そんな二人の様子に私は自然と笑みがこぼれる。
二人と話してるととても楽しくてこのまま時が止まればなあ、なんて思う。
「ちょっと二人共!チャイム鳴ったぞ!」
私はそういって次の授業の準備をはじめた。
***
授業は社会。
私は今 眠さがピークに達していた。
眠くなるときは決まって怜のこと思い出す。
怜は、モテる。うん、モテる。
怜は問題児だけど、優しいし面白い。
何より気が合う。
ん・・・?これは私だけか。
そんなことを思ってると怜と目があった。
「・・・っちょ」
自分にとってニヤニヤしてる顔を見られたのが恥ずかしくて私は顔を伏せた。
もう1度ニヤニヤした顔を普通の真顔になおし、私は顔があげた。
怜は太陽みたいな笑顔で笑っていた。
私もつられて笑顔になった。
『愛しい』
それはどことなく、『好き』とは違う感情で。
『好き』よりも『愛している』に近い感情。
初めて知った気持ちだった。
君が愛しい。
第一話** END