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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君のために *実話* ( No.15 )
- 日時: 2011/01/26 13:23
- 名前: 未羅 ◆I/.b8govos (ID: S7/.WdDv)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第六話**
もう誰も信じれない。
初めてこんな感情を知った。
人を信じれなくなるのはこれほどつらいことだと思わなかった。
***
怜を無視してから怜と目があう日が増えた気がする。
怜と目があうとずっと見ていたかった。
でもそんなことは許されない。
私は嫌々目をそらす。
それが言葉にも出来ない悲しみだった。
私と怜に出来た1つの溝は私自身が作ったものだけど悲しかった。
君との距離は短いのに長かった。
触れたいのに届かない距離。
***
「おい、土岐」
「・・・ん?」
誰かに呼ばれて振り向くとそこには蓮がいた。
「この前はごめんな?」
「え、別に・・・」
「俺でよかったら相談のるけど」
「え?」
この前とは反対の態度の蓮だった。
ある意味、いつも通りの蓮だ。
私は『相談にのる』という言葉に誘惑されたのかもしれない。
私は誰にも言えなかった怜への想いを蓮に1つ1つ話し出した。
私が話しているときの蓮は真剣に聞いてくれた。
私はこんなにも自分の話を聞いてくれる人がいることが嬉しくてすべてを話した。
今思うと、この行動は私の人生を狂わせたのかもしれない。
この日から1週間後ある意味私は『うつ病』になっていたのかもしれない。
第六話** end
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