コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君のために *実話* ( No.19 )
- 日時: 2011/01/27 18:47
- 名前: 未羅 ◆I/.b8govos (ID: S7/.WdDv)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第七話**
私はなんのためにここにいて、
なんのために生きているのか。
それさえもわからなくて、でも誰にも相談なんて出来なかった。
毎日が苦しくて毎日泣いたあの日。
私の脳内に1つ1つ蘇る。
***
蓮は私の話を聞いた後、こういった。
「俺、協力するよ!」
「え、本当?」
私の顔からは笑みがこぼれた。
『協力』だなんて、仲間意識の強い私にとってはとても優しくて安心できる言葉の1つだった。
「蓮、ありがとうっ・・・」
「おう」
このことがあってからかもしれない。
急に真未の笑顔が悲しくなったのは。
そして真未が可奈の相談さえも聞くようになったのは。
私の相談も聞いて可奈の相談を聞いて2人の正反対の話を真未は聞いていると思うと私は嫌で仕方がなかった。
自分だけの真未だと思っていたのに。
私から真未がとられたような気がした。
***
それから1週間後・・・
蓮は毎日メールで私は慰めてくれた。
それだけがそのときの私にとって、唯一の支えだったのかもしれない。
でもそれは一瞬にして消え去る。
それは学校での出来事からだった。
「宇乃〜」
「んー、どしたの?華?」
隣のクラスの親友の『木村 華』が私に問いかけてきた。
「宇乃ってさ、怜のこと好きなの?」
「・・・え?何で知ってるの?」
「噂流れてるよ〜」
なっなんだそら・・・
華に流れたってことはもう全学年に!?
・・・なんで?
真未が言うわけないし。
他に知ってる人は・・・、
蓮 し か い な い !
「あんのはげぇぇぇ!」
私はそう叫んで蓮のところに向かった。
***
「蓮!」
「んー?」
何も知らないでのんきな蓮はぐーたらとしている。
その姿はより私のいらだちを引き立てた。
「何で皆にあのこというのさ!?」
「あーつい口が滑って・・・」
「最悪!」
何が口が滑って・・・だよ!
あほかってんだ!
私が蓮を責めてると後ろから誰かに肩をたたかれた。
それは私がもっとも恐れていた可奈だった。
第七話** end