コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君のために *実話* ( No.5 )
- 日時: 2011/01/25 17:36
- 名前: 未羅 ◆I/.b8govos (ID: S7/.WdDv)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第三話**
家からでると少し冷たい風が吹く。
田舎の朝って寒いな〜・・・。
そう思いながら導かれるように私は学校へと向かう。
昨日の怜のことを聞いてから私は一気に嬉しくなった。
気分屋というのはまさに私のことだろう。
そう思うとむなしくなるのは私だけだろうか?
頭の中は怜のことでいっぱいで可奈を忘れていた。
そのとき、もう学校についていた。
***
寒い外から校舎に入り、教室に入るとストーブのおかげで暖かかった。
「う〜、さぶ。」
そういってかばんから教科書を取り出す。
教室には数人のクラスメイト。
もちろんその中には怜はいない。
だってあいつ、遅刻魔だし・・・。
怜のことを考えると自然と顔がニヤけて幸せだった。
***
あっという間に1時間目は終わり、私はいつもどうり怜とずっと話していた。
あ、もちろん真未とも。
しかしそんな中、私の目に映ったのはクラスの隅で顔を伏せている可奈。
その友達の「川田 風香」
そしてほとんどのクラスの男子。
一気に怖くなった。
嫌な感じがした。
その全員の目は私。
笑っている男子がほとんどだけど1人だけものすごく不機嫌な男子がいた。
真未の彼氏の『羽状 蓮』だった。
2時間目は理科だったので皆は移動の準備を始める。
教室からほとんどの人はいなくなった。
残ったのは 真未 可奈 風香 蓮 ・・・そして私。
可奈は相変わらず顔をあげない。
風香は慰めている。
真未は1人で何かをしていた。
何もしていないのは 蓮と私。
不機嫌の蓮はゆっくりと口を開き私の耳元でいった。
「お前の身勝手のせいでこいつらが苦しんでいるんだ。」
「・・・・え?」
蓮はそれだけいうと、教室を出ていった。
可奈も風香も同じく出ていく。
残ったのは真未と私だけ。
一気に悲しくなって涙腺がゆるくなった。
私の・・・身勝手?
私はしてはいけない恋をした。
それはクラスを敵にしてまでも、友情を捨ててまでも、
君が愛しかったから。
君が好きだったから。
第三話** end