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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君のために *実話* ( No.9 )
- 日時: 2011/01/31 18:11
- 名前: 未羅 ◆I/.b8govos (ID: S7/.WdDv)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第五話**
——君は誰が好きなの?
——私は君を好きでいてもいいの?
そんなことを聞けたら、幸せなのに——・・・、
***
—私が怜を無視してから何日がたったんだろう。
たいして日にちはたっていないはずなのにこんなに苦しい。
可奈と怜が話しているのを見ていると、悔しくなっていく。
あの日、何もなかったら君の隣にいたのは私のはずだったのに。
君の隣にもう私はいない。
今この声が君に聞こえたら、
今この手が君に触れたら、
きっと私は君をもう諦められなくなる。
そんな過ちをするのなら私は君の幸せを願うことしか出来ない。
『本当にこのままでいいのだろうか?』
そう聞かれると、答えは絶対『嫌だ』だけど今の私には君のこと好きになる資格などない。
そして可奈を苦しませることももう出来ない。
苦しむには私だけで十分・・・
・・・ここまではよくある漫画の台詞と同じ。
でも私は違う。
苦しむのは私だけで十分・・・だけど!
もう1度君からはなしかけられたら、少し期待をしてしまう。
だからそのときは、・・・
もう1度だけ君を好きになっていいですか?
私が怜を幸せにするから。
私が怜を守るから。
第五話** end
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