コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

アニ研日和!!〜ブッ飛んだ1話目〜 ( No.1 )
日時: 2011/01/12 21:31
名前: 麿ん堂 (ID: pRhwEmoe)

「暇だなぁ」

ぽつりと呟いた次の瞬間、

 何かが私に激突した。


「ぐべほっ?!」

ぐるんぐるんと宙を舞う俺の体。人間ってこんなに回れるの?ってくらい回転してるからかなり吐きそうなんだが。
ぐちゃっと効果音がなってもおかしくない落ち方で地面に落下。
お陰で骨が何本か逝った気がする。
でも当然か。だって屋上から落ちた、というか、

突き落とされたんだから。


「…ぐっ………ハッ……」

痛みでうまく息が出来ない。落ちた衝撃で肺も潰れてしまったんだろうか?
辛うじて動く左手で頭を触るとぬるっとした感触。
鉄みたいな臭いがするから恐らく血だろう。
だれか来てくれないかな?とか思ったけど諦めた。
今は放課後で殆どの生徒は各々の活動場所で部活に勤しんでいる。だからこんな裏庭に来る人は居ない。
発見されるのは多分、明日の朝か今日の夜。管理人のおじちゃんか、警備員に発見される。

「いいザマね」

ふいに声が聞こえた。
声のした方を向けば…


「…も………か……?」


見慣れた部活仲間がくすくすと笑いながらこっちを見ていた。

「な…っ、んで………」
「邪魔だったからよ」

「っ!?…ぅあ…っ」
腹を蹴られて軽く意識が飛んだ。
ゲホゲホと咳き込めば、口から飛び散るのは真っ赤な血。

「可哀想ね、詩論ちゃん?」
苺花がしゃがみ込んで私の顔を覗き込んできた。
視界が霞んで表情が分からないが、大方笑っているのだろう。

「貴女が悪いのよ?私からゴールドを盗らなかったらこんな事にはならなかったのに」

それは、シルバーちゃんが盗って来なきゃ家出するって言ったから。

そう言えなかったのはシルバーちゃんの所為にして逃げるのが嫌だったから。現にゴールドもいつか奪う予定だったし。当然っちゃ当然の結果だな、これ…。
だんだん意識が朦朧としてきた。あぁ、もうこの世ともオサラバかぁ…。だったら二次元へ行って嫁と暮らしたいなぁ…。

「バイバイ。詩論」

最後に涙混じりの声でそう聞こえたのは気にしないでおこう。


           さようなら、三次元!!
           こんにちは、二次元!!





























って感じにしてみたんだが、どうだ?」

「どうだ?…って、言われても…なぁ?」
「無理無茶拒否」
「…俺、殺されちゃうんだ…」
「俺だって殺人犯にはなりたくねーよ」
「どう考えたって、新入生歓迎会には向いてないよね」
「もはや昼ドラの域を超えたドロドロ関係に拍手www」
「つーか最後ただのヲタ発言ww」
「ですよねーww」
「ゴールド俺嫁設定キタ━━━(・∀・)━━━!!」
「おまwwゴールドは俺の嫁だろwww」
「俺の家にシルバーちゃん居るのは事実なんだがwww」
「えっ?シルバーちゃんは俺の家に来る筈なんだけど?」
「毎月ゴールドのお宝秘蔵写真を3枚ずつ贈呈するよって言ったら来たwww」
「ちょっwwお宝秘蔵写真てwおまww俺にも寄越せよwww」
「無w理ww」

ちぇー、とスケッチブックを鞄にしまう神威。
その横で思い思いの感想を述べる部員達。
皆さんもうお気付きだろうが、只今新入生歓迎会でやる出し物を部員全員で思案中。先程のドロドロした関係ry(は、劇の案だ。

「むー…。じゃあ何がいいんだよー」

神威が不機嫌面で尋ねてくる。そんなにこの企画が良かったのか。

「んー、そうだなー…」

顎に手を当てて考えること10分。

「…よし、順番にアイデアを聞くとしようか。まずは…獅子森」
「えー…普通に絵とか論文の展示でいいんじゃないの?」
「インパクト無いから却下。はい、次!甘崎!!」
「んー…取り敢えずー…嫁についての作文200枚とか?」
「限度を考えろ。はい、次!由茅!!」
「おにゃのこの隠し撮り写真展!!〜スカートの中身はヒ・ミ・ツ☆〜」
「破廉恥!!はい、次!M!!」
「何故にイニシャル?!うーんと、えーっと…」
「却下!!」
「うち何も言ってないんだけど?!」
「滅却!!」
「めきゃっく?!知らない言葉だけど馬鹿にされてるのは分かるよ?!」
「滅却って何?」
「さぁ?心頭滅却のことじゃないの?」
「ふーん」

滅却[名](する)滅びること。すっかり無くなること。また、滅ぼすこと。すっかり無くすこと。「心頭を—すれば火もまた涼し」
「敵艦過半—し、水雷艇殆んど全滅の今日」
                                      goo辞書引用


「へー、分かんないや」
「あ、俺あってたんだ」
「それより何の話してたんだっけ?」
「「「………」」」
「ワカンネ。」
「俺もー」
「取り敢えず部活(嫁語り)でもしようか」
「「「イエッサー」」」



アニ研日和!!〜ブッ飛んだ1話目〜

(歓迎会は普通に展示会だったっていうオチ)(写真展やりたかったのに…)(((全力で却下)))(えー)

アニ研部員紹介!! ( No.2 )
日時: 2011/01/16 03:30
名前: 麿ん堂 (ID: uPu37vxy)

アニ研部員紹介!!

獅子森 詩論〔ししもり しろん〕

性格 部員には森ガールと称されているが、本当は森の守護神になりたいという野望を抱いている人物。BL、GLどちらもおk。
属性 ドジっ娘という噂が流れているが、断じて俺は認めない。

神威 零〔かむい ぜろ〕

性格 厨二ハゲと定評がある人物。DQNならぬ、BQN。BL派。
属性 ヘタレ。厨二病。本人はNだと言い張っているが、Mなんじゃないのか?という噂がある。

甘崎 苺花〔かんざき もか〕

性格 回し蹴り、突き落とし等、奇襲を得意とする人物。BL派。
属性 ツンデレ。ぺったんロリ。

赤月 緑〔あかつき みどり〕

性格 普段はおっとりしているが、セクハラした後は必ず地獄の反撃をしてくる人物。BL派。
属性 おっとりセクハラ娘。体育会系。

皇 琥珀〔すめらぎ こはく〕

性格 この部の中でも特に腐っている人物。しかし、隠れ乙女。BL派。
属性 隠れ乙女。妄想(暴走)系。

福島 由茅〔ふくしま ゆうち〕

性格 普段は優しいお姉さんだが、おにゃのこを見つけるとかなりの確率でセクハラを行う要注意人物。GL派。
属性 おにゃのこ大好き。おにゃのこ愛してる。おにゃのこおかsry(

福島 光奈〔ふくしま みな〕

性格 この部の中では多分一番常識人。…だった筈だが、最近おかしな方向に目覚めてしまった人物。GL派?
属性 天然ボケ。天然ドジ。

アニ研日和!!〜そんなこんなで二話目!!〜 ( No.3 )
日時: 2011/02/16 22:33
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「どんなだ」
「タイトルに突っ込んじゃいけねぇぜ、緑さん」

はろーはろー。皆様こんにちは。獅子森詩論です。
約一ヶ月ぶりの更新です。作者ウザいです。

「さりげに毒舌発揮してんじゃねーよ」
「サーセン」

あれ?でも僕、口に出して言ってたっけ…?

「ほら、さっさと行くよ」
「うーい」

苺花に服の裾を掴まれて、誘導させられる。
あぁ、そんなに引っ張ったらシワになっちゃうよ…。

「カラオケー!!」
「フッフー!!」

そんなわけで、僕withアニ研部員は真っ昼間の大通りで騒いでいた。道行く人に白い目で見られたけど、そこは華麗にスルー。僕の頭は今、カラオケ一色で他のことは気にしていられないのだ。

「いやぁ、カラオケなんて久し振りだよ」
「おかげで歌える曲が増えまくったけどな」

と会話しているのは天然とヘタレ。もとい、福島光奈と神威零だ。

「タンバリン持ってくれば良かったかな?」
「手でおk」
「じゃ、じゃあ、マラカス?」
「口でシャカシャカ言ってれば問題無い」
「うー…っ。…じゃあ、ショタ声少年?」
「え、何それ俺特すぐる」

緑さんから貰ったいちご味のポッキーがぱきっ、と折れた。最早、持ってくる持ってこないの範疇じゃないだろ。

「?どったの、詩論?」
「…なんでもない」
「ふーん、ならいいけど。んじゃ、勝者の俺にお菓子を」
「はいはい」

渋々お菓子の袋を渡す。実はポッキーの早食いをしてたわけだが、先程の会話の所為で負けてしまったのだ。やはりこのメンバーでの賭け事はキツ過ぎる。

「お、新発売の抹茶味じゃーん。ラッキー」
「あ!」

止めようとするが、新発売のまったり抹茶味のチョコは緑さんの口に入れられてしまった。畜生!後でのんびり食おうと思ってたのに!!

「うまー…」

幸せそうな顔をする緑さん。…羨ましい。

「詩論」
「…何、」

名前を呼ばれたので振り向いたら、口に何か入れられた。もぐもぐと咀嚼をすると、口に広がる抹茶の苦みとチョコの甘さ。う、美味い…。
緑さんの方を見れば、にこっと笑ってくれた。

「姉さんっ!!」
「お姉さまとお呼び!」
「お姉さま!!」

お姉さま、やさしす。

「あ、ところでさー」

極細ポッキーを何本も束にして、ばきばきと食べていた苺花が思い出したように口を開いた。その傍らでは琥珀と由茅ちゃんが百合百合していたけどスルー。
琥珀の上着が脱げかかってたけど、スルー。

「カラオケまで、あとどれ位なの?」
「えっとねー…」

由茅ちゃんが携帯で調べ始めた。あ、琥珀がほっとしてる。

「5キロ」
「「「はぁ?」」」

全員の声が綺麗に揃った。死亡フラグktkr\(^q^)/

アニ研日和!!〜そんなこんなで二話目!!〜

(え、嘘だろ)(オワタ)(死亡フラグですね、分かります)

アニ研日和!!〜そんなこんなで二話目!!〜 ( No.4 )
日時: 2011/02/16 22:35
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「いや、だからどんなだ」
「突っ込まなくておk!!」

そんなこんなでやっとこさ5キロ先の大型カラオケ店に到着した部員達。2時間半ずーっと走るとかアニ研みたいな部活にはやっぱり向いてないYO!!

「ぐへぁ…こ、呼吸がぁあああああ!!」
「水っ!水ー…っ」

体力に自信のある緑さんと琥珀と苺花以外、皆ゾンビ化している。真昼の活気溢れる大通りのド真ん中で倒れ伏し、水を求める女の子。非常にシュールな光景だ。

「の、ど…が……」

ヒューヒューと過呼吸になってきた詩論はここで力尽きた…

「詩論ーっ!!ねぇ、これって襲っても良いってことだよね!」
「元気百倍!!」

…と思われたが、貞操の危険を感じ見事復活した。

「チッ」
「舌打ち!?」
「ううん、なんでもないよ」

キラキラとエフェクトが付くくらい輝かしい笑顔が逆に怖い。ほ、ほら善と悪は表裏一体って…え?言わない?…そう。

「とにかく早く復活して、さっさと店ん中入るぞ」
「「「イエス、ボス」」」

ボス(苺花)は弱者に対して厳し過ぎる。畜生、ぺったんロリなくせに!!

「あれ?何か言った?」
「いいえ、何も!!」

黒属性>>越えられない壁>>白属性(普通の人)

「今さら常識書いてどーすんだ」
「どう見ても作者のネタ切れが原因だろ」
「作者乙」



彼女たちはいつになったら歌えるのか?
どんな儀式をしたら二次元へ行けるのか?
ていうか、二話目はどんだけ続くのか?

そんな思いが交差しながらも、彼女たちアニ研部員は店へ入るのであった

続く



アニ研日和!!〜そんなこんなで二話目!!2〜

(げぇっ!?まだ二話目続くのかよ!!)(gdgdすぎて最早突っ込む気にもならんわ!!)

アニ研日和!!〜そんなこんなで二話目!!〜 ( No.5 )
日時: 2011/02/16 22:34
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「もういい。ツッコミ疲れた。てか本当に早く二話目終わらせろし」
「全て作者の所為でオールオッケー!!」

あ、あーテステス。マイクのテスト中ー。ちゃんと聞こえてるかな?

「お前マイクに電源入ってねぇぞ」
「え?…あぁ、さっきやってたの語りのほうのマイクテストだから気にすんな。今回は俺が語りなの」
「へぇ…。まぁ取り敢えず頑張んな」
「激励サンクス」

えー、げふんげふん。皆様こんにちは、神威零です。作者はヘタレだとか勝手に設定してるけど、本当は新世界の神となる者なんでそこんとこ4649!!

「4649とかマジで古いよ、神威。見ろよ、画面の前の人ドン引きしてるぜ」
「まじでか!!サーセン」

まぁそれはいいとして。
(いいのかよ!!というツッコミはノーサンキュー!!)

俺達は今、都内にある大型カラオケ店の一室に居ます。

「そう…今から「ドキッ!第三十一回ヲタクだらけのカラオケ大会!!〜神威はやっぱりヘタレ\(^o^)/〜が始まるのです」人の台詞盗んなぁぁぁぁぁぁぁ!!てかサブタイトルうぜぇ!!」
「じゃあ…、ドキッ!第五百回厨二だらけのカラオケ大会!!〜神威=ヘタレなハゲ。は常識です(キリッ〜」
「五百回というメモリアルな回に、そのサブタイトルは無ぇだろ!?てか俺=ヘタレなハゲ。は常識なの!?」
「イエース!」
「酷ぇ!!つーかお前らそんなに俺を虐めて楽しいのかこの野郎!!」
「「めちゃくちゃ楽しいですが何か?」」
「うざっ!敬語うざっ!!お前らのジュース飲んでやるからな!!」
「ざけんな!ジュース無しで9時間耐久カラオケなんて不可能だ!!」
「そーだそーだ!俺なんて本当にそれやったら喉壊したんだからな!!」
「まじで!?」


※本当です


だったらドリンク頼めばいいじゃん!
って思うけど、数少ない小遣いで一ヶ月過ごすからには不要な出費は避けたい!!ということなので、みんな家からお菓子持ってきたり、飲み物持ってきたり、コンビニで買ったりしているのです。

「星間飛行いっくぜぇ!!」
「ガチでか。ラ○カちゃんまじ俺の嫁」
「だがしかしシェ○ルさんは譲れない」

某時空要塞アニメのキャラソンが流れる。誰だ入れたの!!

「とうめいーなーしんじゅのーよーうーに」
「ちゅーうにうくなみだー」
「ひめーいだーあーってかーまわない」
「あーなたとイきたいぃー」
「チラッ★」
「お前ら全国のラ○カちゃんfanの手によって、明日の朝日拝めなくなるぞ」
「「「サーセン」」」

アニ研日和!!〜そんなこんなで二話目!!3〜

(はー、歌った歌ったー)(この後どうする?)(本屋寄りたい)(いや、もう9時だから家に帰れよ)

アニ研日和!!〜こ○たじゃないよ!小ネタだよ!!〜 ( No.6 )
日時: 2011/02/16 22:33
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「たいやきってどこから食べる?」
「尻尾」
「頭からかな」
「ヒレからだぜ!」
「半分に裂いてから片方ずつ食べるぞ」
「目玉からmgmg」
「まず腹から背中にかけて食って、その後に頭と尻尾を食べるよ」
「後半3人グロい」
「てか、よくそんな食い方思い付くな」
「ハンッ!俺らより中島の方が凄いぜ!」
「ほぅ…、どんな食べ方だ?」
「前に一緒に食った時は、スプーンで腹に穴空けて中のあんこのみ食べてたな。その前はストローで。しかも、物凄く笑顔なんだよ」
「うわぁ…」
「蒼花…」
「やはり魔女の異名は伊達じゃないな…」

その日の買い食いメニューはたいやきでした。

アニ研日和!!〜9割方妄想!三話目!!〜 ( No.7 )
日時: 2011/02/17 00:49
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「ここままじゃいかんのだぜよぉっ!!」


【どこからともなく取り出したちゃぶ台をドーン】


「いきなり何?ていうか、朝っぱらから騒がしいよ」
「すいやせんしたっ!!」

皆様お早う御座います。獅子森詩論で御座います。
只今私たちは食事棟1階にあるオサレなカフェに居ます。

「蒼花初登場おめー」
「ふふっ、ありがと」

そう言って紅茶を一口飲む少女は中島蒼花。素晴らしい程に真っ黒なおかt「え?何かな?」げふんげふん!本当に素晴らしいお方です。

「やっぱり朝は紅茶だよね」
「マカロン美味しい」
「普通にケーキうまいなう」
「ここのカフェのチョコは神」
「あ、飴きれた。ここで20個くらい買おうかなー」

最早朝食状態。何この子たち胃袋ブラックホールなの?異次元なの?超次元なの?
と思いつつもフルーツタルトを食す私。いつ食べてもうまいわぁ。

「生地のサクサク感とフルーツの多さ!!んでもってお値段450円!!最っ高だね!!」
「てめぇここの飴のバリエーションナメんなよ!?のど飴からチュッパまで置いてあるんだぜ!!しかも80円均一!!」
「おいおい、お前らチョコの存在を忘れてないか?スティックチョコ、チョコ餅、チョコマフィン、板チョコ、チョコソフト、チョコケーキ、チョコレートフォンデュ……数え切れない程の種類の数々…。そんなチョコ様に勝てると思ってんのかゴルァ!!」
「上等じゃグルァ!!その勝負受けてたつ!!」

おら、チョコ食えよぉぉぉぉぉ!!
駄声しか出ねぇお前の口にチュッパ15本詰めてやんよぉぉぉぉぉ!!
ちょ、何すんじゃボケ!!
お前こそ人様の鼻にチョコ詰めようとすんじゃねぇよ!!
ギャーギャー
ワーワー

「何あれ」
「第三次お菓子大戦〜チョコVS飴〜」
「あれ?詩論いつの間に傍観側?」
「ついさっきでごんす。フルーツタルトをじっくり味わうのだお」
「ふーん。一口ギブミー」
「いいよー」
「じゃあ僕も貰おうかな」
「ほいほい」

サクサクの生地とフルーツが魅力的なry( をフォークに乗せ緑お姉さまと蒼花に与える。

え?間接キス?あぁ、思春期真っ盛りな片想い野郎が憧れるものですね。分かります。

「間接キス如きでキャーキャー騒ぐ奴ってヤるときどーすんだよっていう疑問」
「朝から下ネタ全開乙。ちょっと黙ろうか?」
「サーセン」

アニ研日和!!〜9割方妄想!三話目!!〜

(てゆーか2人とも、紅茶にほこりが入るからあまり騒がないでね★)((……っ!?))(ギャー!2人が石にぃぃぃぃぃぃ!!)(ガタブル)

アニ研日和!!〜9割方妄想!三話目!!〜 ( No.8 )
日時: 2011/02/17 19:57
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「ここままじゃいかんのだぜよぉっ!!」


【どこからともなく取り出したちゃぶ台をドーン】


「詩論それ前回も同じような始まりじゃなかった?僕の記憶が間違ってなければ絶対してた」
「いやー前回の話、実は三話目に全然かすってない程関係無い話だったんだよねぇ。だからもう一回やろうかと。あ、あと蒼花の素晴らしいキレのあるツッコミをもう一度聞きたくて」
「ゲームじゃないから同じ事言えるわけないでしょ」
「大丈夫大丈夫。これは小説なんだから、ツッコミの部分をコピって貼り付けりゃオールオッケー!!」
「前回の使い回し乙。作者ネタ切れ乙」
「ですよねー」

皆様こんにちは。森の守り神こと、獅子森詩論です。
そしてこちらが登場二回目!黒まj「あれ?空耳かなぁ?」…魔女こと、中島蒼花様ですのよん。

「そうそうそれで良いんだよ。ふふっ」
「なにゆえ私は常人なんだぜよぉぉぉぉぉ!!」
「ふふっ、哀れな人間だね」
「蒼花…お前本当に何者なんだよ」
「え?僕?人間」
「嘘ダメ、ゼッタイ」

そう言ったらいきなりアイアンクローされた。
あぎゃぎゃぎゃ!顔の骨が陥没するぅ!!

「放して下さいませ」
「あれ?まだ喋れるの?」
「痛だだだだだっ!!ちょ、おま!本当に放して下さい冗談抜きで!!顔がアデューしちまう!!」
「アデューしちゃえ」
「何それ可愛い。…じゃなくて!!本当に放して下さい、何でもしますからぁぁぁぁぁぁ!!」

あばばばばば!あと何秒かで本気で顔がアデューしそうだ。

「…しょうがないなぁ」
「っぬおぅ!!」
「あー疲れた」

こっちは死にそうだったよ!(顔が!!)

って突っ込もうとしたけど、言っちゃうとまた地獄再来しちゃうからお口はミッフィィィィ!!


***


教育棟 2−D

「…ということなんだべさ。神様がお告げしてくれたんだわさ」
「転校生、ねぇ…。ていうか神様のお告げとか夢見すぎ。現実に戻れ。それとお前、語尾どうしたし」
「マイブーム!!」
「あっそ」
「突っ込まないんかーい」

何で突っ込んでくれないんだお。それじゃただのイタイ子じゃないか。無理なノリツッコミはしなくていいからせめて一言だけでも突っ込んでおくれよ。お陰で私が突っ込んじゃったじゃないか!!

「てか教室が2D(二次元)てw」
「転校生の話は!?」
「うざっ」
「何で!?」

最近俺の扱いが酷いんだぜよ。何故だ!

「みんなー!席についてー!!」

神威と話してたらいつの間にか朝のHRの時間になっていた。へいへい、着席着席ーっと。

「今日は転校生が2人居ます。皆仲良くしてあげてね」

…………はぁ!?



ま じ か よ



アニ研日和!!〜9割方妄想!三話目!!2〜

(転校生…だと…っ!?まじかよ。神様のお告げなのかよ)(テライケメソか胸の大きな美女か超絶美少女希望ぉぉぉぉぉ!!)(ロン毛のタレ眼鏡来いぃぃぃぃぃ!!)

アニ研日和!!〜転校生襲来!?四話目!!〜 ( No.9 )
日時: 2011/02/19 18:07
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

転校生が来ました\(^O^)/

「早まんな俺ぇぇぇっ!!転校生は、まだ教室には入ってねぇぞ!!」
「ブッサイクな男が来たら俺も画面の前の人達もテンションガタ落ち間違いなし!!だから早まるな獅子森ぃ!!」

画面の前の皆様こんにちは。毎度お馴染み、獅子森詩論でごわす!先程転校生が来るとの突然のご報告が御座いましてですね、とてもwktkしてるのですわぁぁぁぁぁ!!

「おおおおおま、語尾が行方不明になってんぞ!!」
「神威だって動揺しすぎだわさ!!」

お陰で机とか椅子がガタガタ振動してるよ。マグニチュード3ぐらいじゃね?ってくらい揺れてる。

「タレ眼鏡……タレ眼鏡……」
「テライケメソ……巨乳美女……超絶美少女……」

あともう少しで転校生が入って来るであろう前のドアに向かって念じる。希望の属性が来てくれるとそれはまぁ嬉しいんだが、本命はドジっ子属性だったりする。

「じゃあ2人共、入ってきて」

よし来い!転校生ぃぃぃぃぃぃ!!

ガラッとドアを開ける音とともに教室に入ってきたのは、ポニテ童顔で華奢な体付きの男の娘と、無表情で細身の男子。
(ぎゃぁあああああ!無表情な方イケメソぉぉぉぉぉぉ!!)

「古森泉と申します!宜しくお願いするで御座る!」
「…喜多鏡京慈じゃ。宜しくお願いするぜよ」

古森くぅぅぅぅぅん!!おま!イケショタボイス、ごちです!!
喜多鏡くんの訛りの入ったセクシーボイスもうまうま!!


結論
「転校生パネェ\(^O^)/」


アニ研日和!!〜転校生襲来!?四話目!!〜

(喜古でいけるんじゃね!?)(だがしかしあの人懐っこい笑顔の下にはドSな笑顔が…って設定は大好物です。mgmg)(成る程。無表情受けですか、分かります)

アニ研日和!!〜転校生襲来!?四話目!!〜 ( No.10 )
日時: 2011/02/20 00:18
名前: 麿ん堂 (ID: rlexRl/3)

「姉上!!」
「きゃぁあああああああ!!」

何故こんなことになってしまったのだろうか?


-遡ること5分前-


あの衝撃のHRが終わっても私と神威は転校生をじーっと観察していた。

「古森くん可愛いな…。食べちゃいたい!!」
「おま、今はまだ午前だぞ!!分かってんのか!?」
「私の体内鳩時計は現在夜の12時です。ナルシとツンデレラぁぁぁぁぁぁ!!」
「狂いすぎ乙。よし、待ってろ。今すぐ蒼花を「只今午前8時43分24秒をお知らせします。ピッピッピーン」時報ネタ若干古い!そしていろいろと間違ってる!!」
「私に指示するとは…神威のくせに生意気だっ!!」
「ス○オ!?」

可愛いよね、あの子。「ママー!!」って泣きそうになる所が特に。母性本能が擽られるよ。

「おい、詩論」
「ンだよ、今脳内でス○オが出○杉とSMってんのに……」
「お前全国の子ども達とドラ○もんfanに謝れ」
「サーセン」
「サーセンだけど許してやんよ」
「許しちゃうのかよ。んで?どうしたんだよ」

あれ見てみ、と神威が指差す。その先には未来の舎て…ゲフンゲフン。転校生の古森くんが鞄…というか風呂敷?をガサゴソと探っていた。

「んー…?変で御座るな…」

首を傾げるとか…っ!!どうしよう、鼻血腺が崩壊しそうになる。

「どうしようか?」
「取り敢えず声掛けてみるか?」
「そうだね」

可愛い子は見捨てられないからね。え?不細工だったら?ごめん、不細工は眼中に無いんだ☆

「どうしたの?古森くん」
「え?あっ…えっと…」

話し掛けたら顔を真っ赤にしてモジモジし始めた。
なんだ?いきなり話し掛けられて動揺してんのか?それとも女子に話し掛けられるだけで真っ赤になっちゃうくらいウブなのか?どちらにせよ可愛いから良いんだけどさ。

「獅子森詩論だよ。呼び方は詩論ちゃんでも姉上でも良いよ」
「お前さり気に願望混ぜんな。…神威零。呼び方は「ヘタレでお願いします」…って、おい!!俺の声に被せんのやめろ!!本気にされる!!」

ンだよー、神威がヘタレなのは本当の事じゃんかよー。
って言いたかったけど、これ以上言ったら神威が泣くからやめた。現に涙目だし。

「えーっと、詩論殿と零殿…で良いで御座ろうか?」
「神威、俺が死んだら全世界のショタと美人なお姉さんに葬儀に参加するように言っといて…」
「いや、無理だから。それに、鼻血だけで死にそうになるのはバカ○スのム○ツリーニだけでおk!」

ムッツリーニ。可愛いよ、ムッツリーニ。ムッツリスケベも好きだけど、オープンエロも好きだよ。

「わ、わぁっ!どどどどうなされたので御座るか!?詩論殿!!」
「全て君が上目遣いという行動をした所為さ。古森くん、君は私を出血多量で死に陥れたいのかい?」
「拙者の所為なので御座るか!?あぅ……、す、すまないナリよ…」
「ぶぱぁっ!!」

古森くんの反則技(上目遣い+すぐ謝っちゃう性格+なんか可愛い謝り方)によって私の鼻から勢い良く噴き出した血は宙を舞い、そして、


神威の机に降り注いだ。


「ぎゃぁあああああ!俺の机が血塗れにぃぃぃぃぃぃぃ!!」

ムンクの叫びの様なポーズをして悲鳴をあげる神威。あとで詫びにチョコをあげよう。

「ふ、ふふ…今のは効いたZE…。まさか反則技を使うとはな……」
「は、反則技!?せ、拙者は反則技など…っ!ていうか、技など使って御座らぬよ!」
「バーロー!お前の存在自体が反則技なんだよ!!」
「な…っ!?」
「ぎゃあああああっ!!俺の机がぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「黙りやがれっ!!」
「ぐふっ!」

話の邪魔だった神威を鳩尾パンチで排除。

「ふっ、口ほどにもない」

あ、今の台詞結構自分でも言ってて格好良かったと思う。鼻血出てるけど。

「…か、」
「ん?」
「格好良いで御座る…!!」
「はぁ?」

なんだなんだ?何で古森くんはキラキラとした目で私を見て居るんだ?

「凄い…!凄いで御座るよ、詩論殿…いや、姉上!!」
「なんですと!?」

何でいきなり詩論殿から姉上に呼び方が変わったんだ!?いや、嬉しいから良いんだけど!!

「片手だけで相手を倒すだなんて凄いナリよ!!」
「は、はぁ…」

相手じゃなくて神威なんだけどね!!倒すってゆーか、まだ死んでないからね!?

「これからは姉上と呼ばせていただくで御座るよ、姉上!」
「きゃぁああああああ!!」

そして冒頭に至る。
同級生に姉上と呼ばれることこれ如何に。

と思ったが、抱き付かれちゃ仕方が無いってね!!
うへへ、良い匂いがする…。竹の匂いかな?くんくん。

アニ研日和!!〜転校生襲来!?四話目!!2〜

(うへへ、弟…。うへへへっ!!)(んむ?姉上よ、どうなされた?)(な、なんでもないよ!…うひひひっ!!)(う…うぅ……)(((今回の一番の被害者って神威じゃね?)))