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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- おいでませ、助太刀部!! ( No.144 )
- 日時: 2011/04/29 11:06
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: CrVsa58M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=cYSUd5dwi7w
第9章 「嘘を紡いだ唇を」
(prologue)
♪テーマ曲 永遠の風/℃iel(Innocent Key)
「吾は翔の正妻なのじゃっ!!」
面白くない。
「翔クンは私のものよぅ」
面白くない。
「翔たんは松のことを一番に考えてくれるですよね?」
面白くない。
「ボクは岡崎先輩のことを愛していますよ」
面白くない。
「…岡崎先輩、見た目だけはかっこいい」
面白くない。
「岡崎先輩はモテモテだねぇ」
面白くない。
「岡崎くんが入ってくれてからにぎやかになったわね〜」
面白くない。
「岡崎さんは本当にネタになりますね」
面白くない。
「岡崎くんには本当に助けられましたわ」
面白くない。
「岡崎のお陰でくっついてくるのが増えちゃったじゃないの。 別に嫌じゃないけど」
面白くない。
「別に嫌いじゃないですよ〜ん。 どっちかと言ったら気に入っています」
面白くない。
なんで、みんなして『僕』から翔を奪おうとするんだい?
君たちには他がいるだろう?
『僕』には、翔しかいないんだよ?
翔がいなくなったら、また一人ぼっちになっちゃうじゃないか。
お願いだから『僕』から翔を奪わないで……。
翔がいなくなったら『僕』は何をしでかすか分かったものじゃない。
もしも、『僕』が君や君の大切な人を殺そうとするようなことがあったら『僕』を殺してもいいよ。
——————君を失うことに比べたら、『僕』が消えることなんて厭わないよ。
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