コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- おいでませ、助太刀部!! ( No.93 )
- 日時: 2011/03/30 11:03
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: CrVsa58M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=bnJX7XJ7Bik
第8章 「吾こそ翔の正妻なのじゃ!!」
(part2)
♪テーマ曲 水橋ジェラシックパーク/miko(IOSYS)
「榊原とやら」
月海が周りの殺気だった雰囲気をスルーして榊原に睨みつけながら話しかけた。
「何?」
榊原は怯むことなく月海を睨みかえした。
何で席一つでこんな戦争状態になっているんだろうか。
「そこを退け」
…………直球だな、おい。
「はぁ!?」
当たり前だが榊原は納得がいかないらしい。 今ので、「いいですよ」って答える人はいないと思う。
「汝は適当な空席にでも座ればよかろう」
月海が仁王立ちの偉そうな態度で言った。
こいつ、本当に席を譲ってもらいたいと思っているのだろうか……?
「何言ってるの!? やっとの思いでこの(岡崎くんの隣の)席になれたんだよ!? そう簡単に譲れないよ!」
榊原が月海に反論する。
榊原の席は窓際の一番後ろだ。 確かに、居眠りしてもばれにくいし、風通しも良好という特等席だ。
そう簡単には譲りたくないよな。
「退くがよい! 吾は翔の傍が良いのじゃ!!!!!!!!!」
月海が榊原に怒鳴るまではいかないが大きな声で言った。
いい加減に月海は諦めるべきだろう。
「ダメよぅ、月海。 私だって、嫁である翔クンから離れた席で我慢してるんだからねぇん?」
止めて! 頼むから止めてくれ、月海と中子!!
マジで周りのオーラが殺人級!!
耳を澄まして聴いてみろ……………!
『岡崎、殺っちゃうぞ☆』
『カッター投擲の準備はバッチリだぁ!!!!』
『カッターと彫刻刀どっちがいいと思う?』
『もう両方投げちゃえヨー☆』
悪霊のような声が聞こえるだろ……?
みんなクラスメイトのことを殺す気満々だ。 これ、人としてどうなんだろうか…?
「とにかく、道成は四月朔日の隣だ!」
担任がフォローを入れていくれた。 マジでナイスタイミング……!!
「嫌じゃ嫌じゃ嫌じゃ!!!」
月海、いい加減空気読んでくれ!! 300円、あげるから………!!
「そうは言ってもな……」
担任が困ったような顔をする。
「ならば止むなし! 吾は翔と一緒の席に座ろうぞ」
どういうことだ!? 一緒の席ってどういうことだ!?
「どういう意味だ?」
担任が月海に尋ねる。
こういう時、担任がまともな奴で良かったと心の底から思う。
「そのままの意味じゃ。 わ、吾が……翔の…ひ、膝の上にすすす……座るのじゃっ!!」
月海が頬を赤らめながら言った。
それと同時に————————————————
「「「「「「「殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」」」」」」」
悪霊と化したクラスメイトがカッターを構えた。
あっ、俺、マジで終わった……………………!!
