コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 俺様メイド?!!-完璧メイドは男の娘?!-リクエスト募集。 ( No.59 )
- 日時: 2011/02/26 12:25
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
メデューサ様より、お題をもらいました。
【夏休みなのに、宿題が終わってない…】
それは、8月31日の真昼間。
外は暑いので、エアコンの利いた部屋でうだうだとしていた優亜。夏休みも最後だなぁ、何をしようかなぁ何て考えていた。
そこへ夏だと言うのに、夏服に着替えても黒と白のメイド服を着た雫が、冷たい言葉を一言。
「優亜様。夏休みの宿題は終わったんですか?」
「へ? 宿題、しゅくだい、しゅく————忘れてたあぁぁぁ!!!」
優亜は跳ね起き、急いで宿題のワークを取り出す。
数学、国語、英語、理科。読書感想文はなし。これを今日中に終わらせないと、居残りになってしまう。
「うわぁん!! どうしよう、雫さん!! 手伝ってください!!」
「ダメです。宿題は、自分でやるのが1番ですから」
相も変わらず無表情。エアコンが利いているのに、何故か気温が−30度になった気分だ。
優亜は半泣きしながら、宿題に取りかかる。
だが、焦っているので頭が回らない。何? 公式? そんなもん、知るか!!
「終わらないよぉぉ……」
「ご友人にご協力してもらったらどうです?」
そこへ、燐がひょっこり顔を出し、優亜に助言をする。
雫が燐を睨みつけ、「それじゃ優亜様の為にならないでしょう」と言っていたが、優亜はすぐに実行。
携帯を取り出し、恵梨に電話をかける。
ものの5秒で電話は繋がり、優亜はマイクに向かって泣き叫んだ。
「恵梨ぃ、聞いt「優亜?!! 宿題終わってる?!!」え、恵梨?」
泣き叫んできたのは、恵梨の方だった。
驚いた優亜は、一応宿題をしながら、理由を訊く。
「どうしたの恵梨。あんたが焦るなんて珍しいね」
「宿題が終わってないの!! 今年は優亜と一緒に遊んでたりしてたから!!」
「……ゴメン」
思わず謝る優亜。なんか、罪悪感を感じてしまった。
マイク越しで、恵梨は半泣きしながら言う。
「今、雛菊と零音もいるのー。一緒に地獄へ来るー?」
「……家、来なよ。あたしも頑張ってるから」
「本当ですか優亜さん!! 私、助かります!!」
「雛菊ちゃん?! キャラが、キャラが変わってるよ!!」
とりあえず、頭の良い恵梨と案外理科が得意な零音、国語が得意な雛菊をゲット。
後は……あまり役に立ちそうにないが、博も呼ぼう。
優亜は、博の番号を呼び出し、電話をかける。
「優亜ぁ?! お前、宿題終わってるか?!!」
「その台詞、今聞いたばかりだから。終わってないんだけど、来る?」
その途端、マイクの向こうで博は狂喜乱舞。あー、怖い。
でも、優亜本人も宿題は終わってないのでどうしようもない。
その時である。
「何だこの問題、簡単じゃねぇか」
優亜の横で、宿題を覗き見していた翔が、ボソリと一言。そして、シャーペンをひったくり、答えをスラスラと書いていく。
おぉ。筆記も優亜とほぼ一緒。
「翔、分かるの?」
「手伝ってやってもいいが? どうする?」
「お願いします」
そして、全員が来た時には、優亜の宿題は全て終わっていた。
気がついた事。翔は、メチャクチャ頭が良い。恵梨よりも。
翔「とりあえず、給料をあげろ」
優亜「何でよ!!」
翔「当たり前だろ。宿題をやってやったんだ」
優亜「……すみませんでした」
メデューサ様、こんな駄小説を書いてしまって、誠にすみませんでした。