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Re: 俺様メイド?!!-クライマックス突入!!- ( No.88 )
日時: 2011/03/27 12:33
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

第16話 2部


「まったく、何だったんだあいつは」

 大輔を退治した(というか気絶させた)翔は、ドアの向こうを睨みながらつぶやいた。
 優亜は、うつむいたまま何も言わなかった。
 きっとまた、あいつは自分の元にやってくる——。

「優亜様? 気分が優れませんか?」

 いきなり翔に顔をのぞきこまれ、優亜は我に返る。いつも通りを装い、「大丈夫よ」と返した。
 優亜の反応に納得がいかなかったのか、翔は無言のままどこかへ行ってしまった。

「……、怒らせちゃったかな」

「そんな事はありませんよ」

 しんみりした優亜の言葉に、雫は無表情のまま返す。

「翔は、優亜様の事を心配しておられました。婚約者の方がいらっしゃった時は、仕事を放り出して行こうとしていましたから」

 いつも無表情な雫の顔が、どこか呆れに満ちていた。
 その言葉を聞いて、優亜は少しだけ嬉しく思った。まさか、翔が自分を心配してくれていたなんて。
 自然と、優亜の顔に笑みがこぼれた。

「また、あの方が何をするのか分かりません。気をつけてください、私共が全力で追い払います」

「ありがとうございます、雫さん」

 優亜が笑顔でお礼を言うと、雫は少しだけ照れながら下へ降りて行った。

***** ***** *****

翔「待て待て待て待て、何だこの行は!」

愁「えー、だって作者はネタ切れなんですよー。だからこうして皆をお呼びしたんじゃないですか」

優亜「呼ばれたくて来た訳じゃないんだけどね?」

博「で、何で呼びだしたんだよ作者」

愁「だからネタ切れだから、戯言たーいむって奴ですよ」

雛菊「そんなくだらない事で呼ばないでくれません?」

零音「……宿題が、ある」

愁「私だって春休みの宿題がたんまり出てるんですよ!」

恵梨「大変ですねぇ」

燐「何で僕らを呼びだしたんですか」

雫「執務に戻りますが、よろしいですね」

愁「え、ちょっと?! ルールだからって雫さん、戻らないでよ!」

雫「では何ですか。話の主題をきちんと決めてください」

愁「じゃぁ皆で、この次の話のネタを出してください」

燐「え? もう決まってるじゃありませんか」

愁「何よ」

翔、優亜除く全員「「「「「東の謎が解明される」」」」」

翔「……あ、そ」

優亜「そうなんですか?!」

愁「まぁ、ハイ。予定としては……(しれっ)」

睦月「ちょい待ったぁぁ!」

雫「何だ、睦月様ですか」

睦月「何だって何やねん! おいが出てきて何かテンション下がったー、とかそういいたいんやな?!」

燐「それで、睦月様は一体何をしにここへ来たのですか?」

睦月「東さんから伝言を預かって来とるんや。ハイ、これ」

恵梨「ビデオテープじゃないですか」

雛菊「これのどこが伝言なんですか?」

睦月「イマジネーションが貧困やな。いいから見とけ!」

東『あーあーあー、映ってる? これ、映ってる?』

全員「「「「「あ、東だ」」」」」

東『と言う訳で、俺の謎が解明されるとか何だとか言うんだが。お前ら、俺の名前はちゃんと探したか?』

博「何で探し必要があるんだよ」

東『ま、どうでもいいか。とにかく、ラストには俺の正体が分かるぜ。見逃すなよ!』

睦月「以上や」

燐「そうですね。僕も東からのゲームに参加してますし」

雫「何か楽しそうですね」

博「探してやるぜ!」

恵梨「そうね。東って、誰だか知りたいもんね」

雛菊「皆さん、頑張りましょう!」

零音「……面白そう」

優亜「じゃ、翔。代わりにしめて!」

翔「かしこまりました。『俺様メイド?!!』はまだまだ続きます。クライマックスの最中ですので、皆様お見逃しなく」

東『じゃぁ話を終わるぜ』

全員「「「「「出てきた?!!」」」」」


次からちゃんと書きます! すみませんでした!