コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

↑↓黒猫Refrain↓↑ ( No.23 )
日時: 2011/02/14 13:53
名前: 皐月 凪 (ID: VozPDcE.)


俺は、明日香達に案内されて能力判定室へと向かった...


「ここが能力判定室、蓮はまずここで自分の能力を判別してから、学校中央のエントランスに集合、分かった?」

明日香が言う

「それじゃ、僕たちは先に行ってるから」

そう言って、大和さんと迅斗さんは去って行った。

それに続いて明日香も向こうへ行ってしまう



さて、この目の前の扉の向こうで俺はいったい何をされるのだろうか.....

不安を感じながら、目の前の部屋のドアを開ける。



「あっ、お前!!なんでここにいるんだ!?」

ドアの向こうには、音音嶋 寧音がいた。


「こっちが聞きてぇーよ!!」


「私は、柚葉さんたちにここ案内されて自分の能力判別してもらえっていうから......」


柚葉さん?ってことはあのメンバーはすでにこの魔法学校とやらにいると......


「んで、お前は判定終わったのか?」


「終わったわ.........私の能力知りたい?...ヘヘヘ〜」

急にニヤニヤしだすねね。


「べ、別にいいや」

俺は、ねねを置いて、奥に進もうとした時、俺の体が床に張り付いた


「な、なんなんだよこれ!?......動けない」

体が、床に吸い付けられているようで、まったく身動きがとれない

「これが私の属性、重力属性よ♪」


ねねがパチンッと指を鳴らすと、俺の体は解放された。


「お、お前バケモンだな......じゃ、俺も判定してもらいに行くわ」

上機嫌なねねを差し置いて俺は、奥に進む



「はい、名前は?」

奥には、白衣を着た男が座っていた


「えっと、火倉 蓮ですけど...」


「今から君の魔力値を測定する、両手をこの術式の上に置きなさい」


俺は両手を置くと、術式が激しく輝き出した


「は、離せ!!!、早く手を離しなさい!!!!」

男が怒鳴る。

俺は素早く両手を離した


「はぁ、はぁ、.......君の魔力指数は12000と言ったところだ......能力は獄炎...火属性...は、早く行け」


なんだか、目覚ましく力を消耗した様子の男が俺を追い払う


俺は、部屋を出て中央のエントランスを目指す






____しばらく、歩くと広い広間に出た。

その中央には、あのメンバーが揃ってなにやら晩餐会をしている様子だった。


「お〜い、こっちこっち〜」

白兎さんが俺に手を振っている


俺は、白兎さんたちの元へ歩み寄る


「んで、どうだったの判定は?」

白兎さんに聞かれ


「何か、よく分からないまま部屋追い出されて」


「魔力指数とか、属性とか聞かなかったのか?」


「えっと、確か属性が火属性で魔力指数が12000くらいだって言ってました」


「ブッーー!!」

ぶどうジュース的なのを飲んでいた白兎さんが吹き出した


「ゲホッ、ゲホッ......蓮、それ聞き間違いなんじゃないの?、僕だって魔力指数3500しかないんだよ」


「私は、4200あるが、それでも多い方なんだぞ」
リンゴをかじる楓さんが言う


「一度僕等で調べてみた方がいいんじゃないか?」
巧が言う


「おいおい、もし仮に蓮にそんな莫大な魔力があったとしてこんなところで確かめたりしたら、魔法学校ごと丸焦げだぜ」

肉にかぶりつく明日香が言う


「あの、俺の魔力指数ってそんなに凄いんですか?」


「あのなぁ、一応私たちが所属している魔界猫十三衆016番隊って優秀なんだぞ......ちなみにこの学校で一番魔力指数が高いのは、そこの幽で6700...その倍にあたる数値なんて正直引くぜ...」

明日香が言い、またもや肉にかぶりつく




「......ってか、みんなして何食ってんすか?」

俺は一番突っ込みたかったことを言ってみた


「まぁまぁ、蓮も食べた方がいいよ〜」


「よう、白兎〜、久しぶりだな〜」
その時、エントランスの入り口辺りから、金髪の男が入って来た。


「これはこれは、021番隊 隊長さんお久しぶりです」

白兎さんが挨拶する相変わらず笑顔だ

「ようやくお前の隊も13人揃ったようだが、相変わらずヘボそうな面々だな」

俺たちを見て、あざ笑う金髪野郎...

ムカツクヤローだぜ、そう言えばこの金髪どっかで見たことあるような気がしないでもない...


「いつまでもそんなこと言っていられると思ったって大間違いだよ」

白兎さんが真剣な顔つきになる


「ふんっ......我ら、魔界猫六衆021番隊は魔界猫十三衆016番隊に決闘を申し込む!!!」


「でも、それではそちらが不利では?」


「ハンデだ、決闘形式は、1対1で行い勝ち残りの形式にする。」


「分かった、調度よかったよ...そこの新入りさんの力を試すには」

白兎さんは俺を見る




______『フィールド展開!!』
金髪野郎と白兎さんが同時に言う。


瞬間、広間の空間が歪み、辺り一面が草原となった。


「招集魔法、テルマ!!」
金髪野郎が、唱えると男の周りに5人の人間と、6匹の猫が現れた。


「俺たちも、呼ぶぞ.......招集魔法テルマ!!」
白兎さんの合図に合わせて、俺たちも唱える...
すると、それぞれの足下に1匹ずつ猫が現れた。


「おいおい、いったいにゃんの騒ぎにゃんだ?」
白兎さんの足下にいる白い猫が言う。


「ハク、すまないが今、021番隊と決闘をするところなんだ」


「にゃんだって〜!!、この前負けたのにまたやるのか?」
驚くハク

「白兎さん、前負けたんですか?」
俺は聞く


「......」
白兎さんは無言だ。


俺、なんかマズイこと聞いちゃったかな...