コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

↑↓黒猫Refrain↓↑ ( No.3 )
日時: 2011/01/14 17:07
名前: 皐月 凪 (ID: VozPDcE.)


たどり着いたのは、生徒会室.......


「この下よ」

生徒会室の奥にある大きな机の上に山のように積み重なっている本の中から一冊だけ、真っ黒の本を右にスライドさせる


その瞬間、机が真っ二つに割れ、その下に地下へと続く階段が出現した。


「テルマ!!」

少女は何かを呼ぶ.....

すると、どこからともなく赤茶色の猫が現れた


「わっしをこんな時間に呼び出してどうした?..........ん?まさかこいつが」


この猫もしゃべったぁぁぁぁあ〜〜〜〜


「そう、12人目の........」



「おい坊主、右手みしてみぃ」


右手を猫に見せる.....

って、ええぇぇぇぇえ〜〜〜〜〜!!!


俺の右手の手の平には、黒猫を模したような真っ黒なアザのようなものが浮かび上がっていた


「こ、これ何!?」


「私にもあるわ.......」

少女は、俺に自らの手の平を見せる


少女の手にも同じアザがあった........



「この坊主が、12人目なら最後の一人は近くにいるはずだが....」



俺は、この状況を理解できない......
まず、目の前にしゃべる猫とそれに平然と接している少女がいる...


「蓮、あなた猫に会った時近くに誰かいなかった?」


あの時、理事長と別れたあと........
猫がいて、ぶつかって....

あっ

「確か、音音嶋 寧音とかっておかしなやつだ」



「その子ね........私、つれてくるから、みんなを招集しといて!!」


そう言うと、少女は、生徒会室を飛び出した



「坊主、驚くのは分かる........詳しいことは後でゆっくり話してやる、だから今はこの状況を分かってくれ、すまないが時間がないんだ」


赤茶色の猫はそう言うと、右前足で地面を叩いた

瞬間、黒猫.........そう、あのとき会った黒猫が現れた



「よう、もやし」


フフッ、もうなんだかどうでもよくなってきた......

「よう、猫の分際でもやし呼ばわりとはなぁ......」



「ほう、わしにもうそこまで口をきけるようになったのか」



「おい、喧嘩はよせよ黒、とりあえずテルマギガの術式はかけておいた、本部へ急ぐぞ!!」



猫二匹は、地下へと続く階段を下って行く


「おい!もやし!!、お前も来るんだよ」


黒猫が言う....


このパターン分かるよ〜、このまま階段降りて異世界とかにつれていかれるやつでしょ〜
俺は普通に高校生活おくりたいよ〜


「早くしろ!!、ったく」

黒猫は、右前足を縦に振った
それはまるで招き猫のようだった

その猫の手に招かれるように勝手に進んでいく俺の体。


向かう先は、真っ暗な地下へと続く階段


「い〜〜〜〜やぁぁぁぁぁあああああ〜〜〜〜」



俺は落ちた....


階段は、5段までしかなくその先は大きな穴になっていた




_______ボフンッ


フカフカの何かの上に落ちた........



目の前には、一本の通路.......

その先にある一つの扉.........

その扉には『魔界猫十三衆016番隊本部』の文字が.....