コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

↑↓黒猫Refrain↓↑ ( No.6 )
日時: 2011/01/17 09:43
名前: 皐月 凪 (ID: VozPDcE.)

「ここが本部だ」

赤茶色の猫が言う

「........ルシア!!」

黒猫がなにかを叫ぶと扉が開いた


「いらっしゃい、君が12人目だね」

最初に話かけてきたのはイケメン男性......

部屋の中は結構綺麗に片づけられていて、中心に大きな長テーブルがあり、その両サイドにフカフカの長椅子.......
その長椅子に3対3で座る人と右サイドの長椅子の後ろ側に腰かけタバコを加える男性、その横で話しかける男.........

部屋の隅で一人孤独に本を読んでいる銀髪の人.......
そして、一番奥のデカイ机に座っているのが今話しかけてきたイケメン男性.......



「お待たせ」

その時後ろから声がした

振り向くと、先ほどねねを探しに行った黒髪ロングの美少女とねねがいた.........



「全員集合だね、よし、まずは自己紹介といこうか.....隊員番号順でよろしくって、俺からか.....ハハッ」

この方何者?
乗り突っ込みして笑ってやがる.....


「その前に相棒を召集しないとな、みんな、召集魔法........」



「テルマ!!」

俺とねねと黒髪ロングの美少女以外のメンバーは口をそろえて言う

すると、それぞれの足元に一人につき一匹ずつ猫が現れた


「じゃ改めて、魔界猫十三衆016番隊、隊員ナンバー01番 白石 白兎(シライシ ハクト)、と相棒のハク」

髪の白い白兎さんの足元には同じく全身真っ白な猫

「隊員ナンバー02 雪野 楓(ユキノ カエデ)、相棒のユエ」

黒髪ロングの美少女は楓と言うのか
その足元には、さっきから見てる赤茶色の猫

「隊員ナンバー03 霧谷 幽(キリヤ ユウ)、相棒のリア」

隅でずっと本を読んでいる男性?いや女性?
と足元には灰色の猫

「隊員ナンバー04 新山 明日香(ニイヤマ アスカ)、相棒のスイカ」

赤髪ショートのボーイッシュな女の子
その足元には、深い緑にところどころに黒い斑点がある猫

「隊員ナンバー05 風見 メイリー(カザミ メイリー)、相棒のリー」

金髪カールの女の子
と足元には真っ赤な猫

「隊員ナンバー06 桜木 大和(サクラギ ヤマト)、相棒のサラ」

タバコをくわえている男性の横で話かけていた青い髪の男性
とその足元に青い毛の猫

「隊員ナンバー07 十五夜 迅斗(ジュウゴヤ ジント)、相棒のジン」

タバコをくわえるくーるな銀髪男性
と足元に銀色の猫

「隊員ナンバー08 東谷 雛(アズマヤ ヒナ)、相棒のアズ」

桃色の髪をした背の低い女の子
と足元に桃色の猫

「隊員ナンバー09 俣岸 知恵(マタギシ トモエ)、相棒のモエ」

眼鏡に三つ編みの女の子
とオレンジ色の猫

「隊員ナンバー10 月城 巧(ツキシロ タクミ)、相棒のツッキー」

背の低い男の子
と額に月の斑点がある藍色の猫

「隊員ナンバー11 篠崎 柚葉(シノザキ ユズハ)、相棒のシノ」

緑の長い髪に白いワンピースの少女
と足元に黄緑色の猫



そして、俺か.........

「えっと、隊員?ナンバーが12?の火倉 蓮(カグラ レン)、相棒の...........お前名前なに?」

俺の足元に居座る黒猫に聞く

「もやしに名前決められんのもなんだしなぁー、俺は昔からここでクロって呼ばれてたから、それでいいや」


......相変わらずイラつく糞猫だ
昔からっていったいいつからいやがるんだ?.......


「私は音音嶋 寧音(ネネシマ ネネ).......えっと、あなたの名前は?」

ねねは足元の紫色の猫に聞く

こいつ、あんときしゃべる猫のこと信用してなかったくせに随分冷静だな.........
なんかあったのか?


「私はここにいるどの魔界猫よりも優秀だって言ったでしょ〜、その私があなたを信頼してるの、あなたが決めなさい」


この猫、随分態度デカイな....

なんか周りの猫、すっげー威嚇してんのは気のせいか.......

「の........ノノ!!、あなたはノノにするわ!!」



「へっ、ノノだって〜?、お前も随分ヘンテコな名前付けられたもんだなおい」

隣のねねの猫にちゃちゃ入れるクロ

「うっさいわね〜小脳クロスケ!!」


「んだとー!!!」


.....小さい脳で喧嘩を始めようとする2匹。


「やめんか!!、やっとフルメンバー揃ったと言うのに」

楓の赤茶色の猫ユエが止めに入る


「ユエの言う通りだ、軽く自己紹介は済んだがこの2人に詳しいことを説明していない」

白兎さんが言う

この人なんか一番しっかりしてそう


「まず、みんなこの2人に手の平を見せてやってくれ」

部屋にいる全員が俺とねねに手の平を向ける.......
どの手の平にも黒い猫を模したアザがあった

「このアザが魔界猫との契約の証し.....」


ちょっと待て、俺はこいつと契約した覚えなんかないぞ....

「白兎さん、ちょっと待ってください.......俺こいつと契約した覚えなんかいっさい無いです!!」


クロはにやりと笑う

「だからお前はもやしなんだよ、俺とお前が初めて会ったとき、俺はお前に道を教えただろ、そんでお前は俺の頭を撫でた..........猫が飼い主のために何かをし、褒められる。このシステムこそが魔界猫との契約の儀なんだよ」


「は?、ちょっと待てよ、第一そんとき俺はお前の飼い主じゃねぇーし、頭撫でたの褒めてたわけじゃねーし!!!、それじゃ別に俺じゃなくてもよかったんじゃねーのか?」


「......お前じゃなきゃダメなんだ.............い、言わせんなよな//」

クロは、俺に背を向けた

......な、なに照れてんのこいつ...