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Re: オタクな生徒会長は絶好調?      『第13話更新』 ( No.32 )
日時: 2011/01/31 16:07
名前: 棋理 (ID: Fn07flnU)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode

第14話『どっきりパーティー』

5月15日。明日は俺、大多喜颯人の誕生日!!17歳になるんだ!俺、おめでとう!
なんていうテンションで、今日はとても良い日だった。

「さよならー」

ホームルームが終わり、俺も生徒会室に行こうかなって思ったときに、蒼井がやってきた。

「……あれ、蒼井?」
「ああ、大多喜先輩。今日の生徒会は、特に何も無いんで、来なくて良いということです」「おお、分かったー」

何故か挙動不審で来る蒼井が言うと言うことは本当なんだろう。そう思うと、俺は下校しようと——。

「こらー大多喜!!!」
「は、はい!?」
「今日も宿題忘れただろ!職員室に来い!説教してやる!!」

うげー、俺の誕生日って言う日に最悪ー。

——職員室——
「だからお前という奴は信用ならないんだ!明日持ってきます、明日持ってきますって、お前の明日はいつあるんだ!いつになったってもって来ないじゃないか!」
「…………」
「黙ってないで何か言え!」

確か、今日の運勢は「ずっと先延ばしになっていたものを出さないと、雷が落ちるかも!」だったような…。そんな嘘くさい占いだから、無視してたんだけど…どうやら本当らしい。

『失礼します…あの、大多喜先p「いい加減にしろ大多喜!!」…——』
「……え?」
「お、大多喜先輩?」
「おお!月島!」
「こら、大多喜!聞いてるのか!?」

ちょっと待てよ、今それどころじゃ——ってああ!!月島!帰らないでーー!!!


——2−B教室——
「うぅ。後輩に嫌なところを見せてしまったぜぃ」
「先輩、僕はあまりそういう気にしないんで……」

やっとのことで先生の説教から解放されると、俺の教室に月島を呼んだ。
……って、なんだか月島が哀れみのような目で見てるんだが…。

「おい月島。お前今ものすごく失礼なことを考えなかったか?」
「そ、そんなことないですよ…」
「じゃあなんで目をそらすんだよ!しかも目の逸らし方が変だろ!何で真上を見るんだよ!」
「それはそうと先輩、その…今の欲求ってなんです?」
「話が飛んだ上にすっげー難易度高い問題だ!!」

普通目をそらす時って横とかじゃないのか?
そのうえ…なんだよ欲求って!話が真上に飛んでった!すると、なんだかやけに気まずそうな顔をしている…。と言うか、もじもじしている。

「先輩…」
「ん?どうしたんだ、そんな深刻そうな顔をして…」
「先輩が欲しいぷ、プレ、プレ…」
「プレ?」
「プレステーションの中でどれが好きですか!!」
「意味不明だよ!」

なんでそこでプレステーションなんだよ!っつーか欲求ってそういうことか!?

「あ、おい!なんで泣くんだよ!?おーーーい!!!」

何故か月島は半べそで教室を出て行った。
こ、これは俺の所為じゃないよな?…なぁ!?