コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: オタクな生徒会長は絶好調? 『第18話更新』 ( No.49 )
- 日時: 2011/02/26 19:51
- 名前: 棋理 (ID: Fn07flnU)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
第19話『誕生日パーティーでは何かが起こる…かも?』
——パーティー会場——
「よし、これで準備完了よ!みんな、お疲れ様!」
「「お疲れ様でした、お嬢様」」
パーティー会場の準備は終わったらしく、会場からお手伝いさん達がぞろぞろと出てきた。俺、星宮龍と後輩達は姉さんに準備の邪魔だと言われ、別室でくつろいでいた。
……邪魔なんてしてないと思うんだけど。
「ですが、会長の中では邪魔だったのでしょうね。明らかに邪魔しているのは会長だと思うのですが」
「しゅ、終都言い過ぎだよ…」
「でも同感なんだろう?」
「うぅ」
そう、決して邪魔していたわけではない。むしろ、邪魔だったのは姉さんだと言っても過言ではない。こっちは普通に飾りをつけたり食器を並べたりしていたのに、姉さんは——。
「まず、コスプレで大多喜先輩を迎えようと言うところから間違っています」
終都の言うとおり、姉さんは衣装部屋からコスプレ衣装を何着か持ってきて、サイズを俺たちに合わせ始めたのだ。
『こっちはエ○ァでしょ?こっちはガ○ダム。そして、こっちはメイド服!あ、ちゃんと会長はメ○ド様!仕様よ?』
俺たちに分からない単語を並べている姉さんは、本当に活き活きしていたと思う。うん、それはもう、目を輝かせていた。
「お、おまけに台詞がどうとか言ってましたし……」
——台詞。終都はその言葉を聞くと、げんなりとした。
『違うわよ!お誕生日おめでとうございます、ご主人様!うーん、これも違うか…。べ、別にあんたのために用意したんじゃないんだからね!…これも違うかな。大多喜、お姉さんからのプ・レ・ゼ・ン・ト♪…これ、フラグが立ったって思われるかしらね?』
『あなたは俺たちにどんなキャラを要求してんですか!』
おそらく終都がツッコンでいなかったら、さらに被害が拡大していたことだろう。姉さんは弟の俺が知らないことを、たくさんしっている。博識だからあんな台詞とかを考えられるんだよねぇ。
「龍先輩、それは博識とは言いませんよ。無駄な知識と言うんです」
「あ、心読んだの?」
「いえ、なんとなく誇らしげな顔をしていたので。龍先輩が誇らしげに思っているのは、会長ぐらいですし」
終都は恐るべき洞察力を持っていた。うーん、今後終都の前では、なるべく表情を変えない方が良いのかな?
すると、突然ドアが開いて姉さんが入って(乱入?)きた。
「ちょっと、あんたたちいつまで休憩してんのよ。もうそろそろ大多喜くるわよ?さっさと準備しなさいよ」
その勝手な言い分に、後輩達の頭に怒りのマークが浮かんだのは…姉さんのためにも見て見ぬふりをした。