コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【紅蓮の契約者】※オリキャラ募集 ( No.64 )
- 日時: 2011/02/08 16:36
- 名前: だいこん大魔法 (ID: AEu.ecsA)
でも、な、今楽しそうに生きている、暮らしているルミをみれば、そんなことは些細なことだ、と俺は思う。かなりの美しさをほこるメンバーにかこまれ、さらに自分の美しいとかそれ反則だろとしかいいようがないし、ほかの女の子たちがみれば誰もがうらやむだろうし男子ならば誰もがそのグループにはいりたいと願うだろう。だからこの話は終わりだ。ルミの過去のことなんか、仲良くなってしまえばどうでもいいことだ。それに、蛍やレイ、ローラの過去だって、どうでもいいさ。知りたいには知りたいけど、そこまで些細なことではない。
そういえば・・・俺ってこの美少女しかいない中にはいってんだよな?この超絶美しい女の子グループに何の変哲もないマヌケな顔立ちの俺がはいっちゃってんだよな?そう思った瞬間、俺はなんだか自分が場違いなような気がしてきた。
(おいおいおい・・・まじやばいぞおい、よくよく見れば蛍はクールお姉さまキャラだしルミはヤンチャで可愛い妹キャラだしレイは年下の可愛い幼馴染みたいな感じのキャラだしローラは無口美人キャラだしエルは世界のヒロイン的キャラだし・・・俺の理性が耐えられるかわかんなくなってきやがった!!)
心の中で俺はそんなことを思う。あ、実際はエル以外俺より年下なんだけどね・・・、蛍はなんという俺よりも年上に見えるんだよな。頭をかかえながらそんなことをしていると、同じソファで座っていたエルが、怪訝そうな顔でこちらをみてきて
「裕介?頭痛いの?大丈夫?」
と首をかしげながら言ってくる。その行動一つ一つがなんともいえぬ可愛さで———っていうか意識した瞬間そんなことを思うようになっちまったじゃねぇかよちくしょうがああぁぁ!!
「あ、ああ、なんでもないなんでもない」
若干青ざめた顔でいうと、エルが俺の顔を覗き込むようにして顔を近づけてくる。その美しく整った顔が近くにきて、ピンと美しい形をとっている鼻が間じかにきて、大きな目が俺の瞳を捕らえていて、桜色の唇から漏れる息が俺の肌にあたっていて———ってうわああぁ!?
「ほ、ほんとに大丈夫?なんだったら私が魔法で裕介の中を調べて———」
「い、いい!!ほんとに大丈夫だから!!」
今度は顔を赤らめさえながら俺はそういってエルから少しはなれる。だがエルは執拗に俺にせまってきて、顔を近づけてくる。ってだからそれがやばいんだって、その意識しちゃったよてきなものがやばいんだってえぇぇ!!
「イチャイチャすることは別にかまいませんが、資料集めが終わったので報告をお聞きください」
「う、うい・・・」
「は、はい」
凄く不機嫌そうなオーラを流しながらこちらのことを睨んでいたローラに怯えつつ、俺たちは定位置に戻って姿勢を正す・・・そう、ローラが集めていた資料・・・つまり————≪結社≫の動きを聞かなければならないからだ。