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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Erret Crimson〜紅蓮の契約者〜 ( No.75 )
- 日時: 2011/02/09 23:28
- 名前: だいこん大魔法 (ID: AEu.ecsA)
六章、孤独が愛する者
————痛いよう・・・怖いよう・・・誰か・・・助けてよう・・・一人にしないでよう・・・もう嫌だよう・・・もう一人ぼっちなんて・・・寂しいよう・・・悲しいよう————
そんな声を、いつ、自分は発したのだろうか、そんな言葉を、いつ自分が投げかけたのだろうか、そんな言葉をいつ・・・ボクは覚えたのだろうか?
誰かに助けを求めるなんて間違っている、この世界はすべて自分一人しか頼れるものはいない。自分の『能力』でしか、この世界につかみかかることができない。それを知っているのに・・・どうしてボクは、あんな言葉を、発してしまったのだろうか。
【魔術師】になって、自分だけに話しかけてくれる人形達に抱かれて、ボクは幸せにくらしていればそれでいいのだ、一人でも、全然寂しくは、ないのだ・・・。なのに、なんでボクはこんなことを思うんだろう?イヤだ・・・、そんな感情、ボクにはいらない。寂しいとなんて、思ってない、怖くなんてない・・・、痛くなんてない・・・なのに、どうして?
あなたに言葉をかけられるだけで、心が痛くなるよ?
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