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Re: *叶恋華* +実話+ ( No.134 )
日時: 2011/02/06 03:00
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: .MCs8sIl)
参照: 泣いてなんかないんだからね 大好きby.恋は戦争

第三十一話『君への想い、加速中』


君が好きだから、


いつまでも、待ち続けたいんだ。




*家*


現在の時刻、二十時三十分——。
メール問い合わせ回数、三十回以上。


「……問い合わせ、問い合わせ、問い合わせ……っ!!」




『新着メールはありません』




何回、この文章を見たことだろう。
ずっと待ち続けて何分おきにメールを問い合わせているが……。


来 な い。
何回も問い合わせしても来ない
うん、来ないとは思ったけどさ。ははは。
やっぱ予感は的中だよ……あーあ。


私の中で、妄想が膨らんでいった。
メールするのを忘れている?
それか、忘れたまま洗濯?
……天然な壱なら、十分あり得ることかも。


それとも、怜緒みたいに排水溝に捨てた?
いや、なくした?
めんどくさいから放置プレイ?
それとも、私がきもいから破って捨てた!?


「うあぁぁぁぁぁ!!」


そんなの嫌だ!!!
考えれば考えるほど、嫌な方向へ向かっていく!!
まじ泣くよ、やばい泣きそう!


「もーっ!! 問い合わせ!!」


『新着メールはありません』
あぁもう、この文章見飽きたっつーの!!


「うぅぅ……」


こうなったらもう「あ」だけでもいいし、空白でもいいからメールしてよ……。


——好きな人からメールが来ないだけで、こんなに悲しいなんて。
恋って不思議だよね……。


「はぁ……」


君への想いの数と、溜息の数。
メール問い合わせの数だけ、着々と増えていくばかりであった。