コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華* +実話+ ( No.148 )
- 日時: 2011/02/09 20:27
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: L7bcLqD7)
- 参照: 素直じゃないの だって(by.メランコリック
第三十四話『メール』
「……はぁ」
只今の時刻、午後の二十一時です。
私は昨日と変わらず、メールの問い合わせをしていた。
『新着メールはありません』
今日も来ないかぁ……。
てか、来るはずないよね。
それでも少しくらい、期待していたかった。
「……あ、メール!?」
その時、一件メールが来た。
私は慌てて受信ボックスを開き、メールの内容を見る。
from.和美
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タフタネ
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「……」
なんじゃこりゃ。
和美よ、一体何があった。
私は一気に気分が沈み、和美の意味不明なメールに適当に返事を返しておいた。
「……あーっ! もうヤケ食いだちくしょう!!」
私は携帯をソファに放り投げ、お菓子を取りに席を立った。
ええい、もういい!!
こういう日は、ヤケ食いたヤケ食い!!
そう思いながら机にお菓子を置くと、携帯が点滅していた。
どうせ和美だろ、ちくしょう!!
また「タフタネ」とか訳のわからんメールだろ!!
そう思いながら携帯を開くと、メールが二件入っていた。
和美め、二件も「タフタネ」か。
そう思い、ジュースを飲みながら軽い気持ちでメールを開いた。
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22の珠紀です
登録よろしく^^
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「えっ!? ……げほっ、え!?」
ジュースが器官に詰まるのも気にせず、私は何回もそのメールの内容を見た。
22の珠紀……珠紀……珠紀……。
珠 紀 壱 !?
「え、え、え」
まさかの不意打ち!!
壱、タイミング良すぎるよ……。
油断させて、こういう風にドキドキさせるなんて。
私は慌てて返事を打った。
from.依麻
一日お疲れ様で〜す!
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メールありがとう^^
登録しておくね〜b
機能は突然メアド渡してごめんね;
なんかさ、メールしたら楽しそうだなぁって思って(笑)
話した事ないけど、
これからもよろしく!笑
もしよかったら、暇な時メールしてね^ω^
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働かない頭で打った文章な為、なんだかおかしかった。
国語力のなさがわかりますね、うん。
そう思いながらも、壱からメールが来てからかれこれ十分以上経っていたので、慌てて送信した。
すると、二分後くらいにすぐ返事が来た。
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わかったよb
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ほんの少しだけの、たった数分の短いやり取りだったけど。
私にとって、これほど嬉しいことはない。
「……よっしゃああ!!」
メールも出来たし、後は会話だよね!?
よし、明日から頑張るぞ!!
なんだかほんの少しだけ壱に近づけた気がして、嬉しかった。