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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華* +実話+ ( No.38 )
- 日時: 2011/01/27 14:37
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 7TIkZQxU)
- 参照: まーぐなーむ(・3・)プップー
第七話『手紙』
私は手紙をゆっくりと読む。
他愛のない話が一枚目に書いてあり、二枚目には——。
『なんか土日の間、色々あったよ(汗
実は私、
叶汰に告ってさ』
……は、い……?
私は目を丸くし、手紙の文字をもう一回見直した。
しかし何回見ても、同じ内容。
由良が、叶汰に告白した。
「……これが、俗にゆう親友と好きな人が被るというやつか……?」
初めての体験。
いや、でも私はまだ完璧に叶汰が好きじゃない。
でも——。
やばい、戸惑ってる自分がいる。
『まぁ、叶汰に友のままがいいって言われてさ〜(泣』
友のまま……かぁ。
由良も叶汰も二人とも仲いいし……。
まだ叶汰を完璧に好きじゃないからヤキモチまではいかないけど。
どうしよう。
由来が振られたのに坂上叶汰が気になるなんていったら、無神経すぎる。
だって、ほら——。
『今度さぁ、私と優と愛奈と依麻と叶汰とわたっぺで遊ぼうね!
この六人、いつめんだしさ』
由来は、優しすぎる。
こんな私のことを、いつめんに入れてくれる。
いつめんなんて言われたの、初めてだよ。
どうしよう……。
私は、どうすればいいんだ!?
叶汰を気になってる『だけ』ならば、今ならまだ戻れる。
そう、戻れるんだ——。
どうやら、水城依麻。
叶汰が気になると伝えようとした矢先、ピンチです。
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