コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華* +実話+ 114話更新! ( No.465 )
- 日時: 2011/04/29 18:42
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: Ga7wPm2O)
- 参照: あたしだけ見ててって! 視線逸らさないで(by.SweetDevil
第百十六話『壱の伝言』
from.由良
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そいや壱から伝言預かったよ↑
『俺の事まだ好き?』
だそうだよ♪
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「!?」
突然の出来事に、私は携帯を放り投げてしまった。
な、何これ。
壱、なんちゅー伝言してんの!!
あ、あわわわわ、とにかく返信!
私はパニックになった頭で、慌てて返信した。
from.依麻
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ぶっっ・Д・Д・Д・Д・Д・Д・Д・
なんちゅー伝言やねんwww
ぶばばばばぴば(-○○-){ハナノアナガサラニデカクナッタワ
伝言返す前に由良に聞きたいんだけど、
どういう話からそういう話になったの?笑
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from.由良
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だ……大丈夫?
まなが『壱のアドレス知りたい』って言ってたから
壱に、まながメアド教えてだってって言ったら
『そういや水城って人まだ俺の事好きなの?』
っていきなり聞かれた(爆)ww
鼻の穴でか!!
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「……ぐぅぅっ」
私は携帯画面を見て、奇声を上げてニヤけてしまった。
壱やばい、壱やばいって。
水城って人って! 水城って人って!!
名前が、名前が……苗字だけどあばばばば。
from.依麻
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だいじょうぶなはずww
ぶはっ(吐血
水城って人……あひょ
由良なんて答えたん?
つかこれ疾風がさ、私がまだ好きだって事
壱に言ったんじゃねこれww
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とりあえず私、落ち着け。
ここまで動揺して日本語がおかしいメール、今思えば由良にとって迷惑だろう。
ごめんなさい、由良さん。
私の動揺は止まりません。
from.由良
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ぬは0Д0汗
私はわからんって言ったよん♪
疾風……な゛
確かにあやしいな…(笑)w
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from.依麻
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うひ^^
ありがと♪
そしたらなんて言ってた?(質問攻めごめん;)
怪しいよねww
疾風が聞いてきて、壱が聞いてくるとかおかしいもんww
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おかしいよね、やっぱり。
この前のメールで疾風が『まだ壱の事好き?』って聞いてきて——。
壱本人が『俺の事まだ好き?』って……あうあうあ。
疾風め……!!
from.由良
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大丈夫よん♪
そしたら…
『まじかぁ…………(0Д0;)』
だそうだよ(笑)^^
疾風だな(爆)ww
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『まじかぁ…………(0Д0;)』って!!
(0Д0;)って!!
顔文字可愛いよ、壱さん。
この顔文字を見た私は、更にぶっ壊れた。
from.依麻
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ばべば(黙殴蹴刺死逝
まじかww
これ素直に好きって言った方がいいのかな?;
なんかさ、『水城って人、まだ俺の事好きなの?
迷惑0Д0 まじきめぇ死ね逝け(-○○-)ハナノアナ』とか
思われそうで怖い;;
疾風だよねw
あいつむかつくなww
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……何を打ってるんだろう、私は。
何、ハナノアナって。
この時冷静じゃなかった私は、そんなのも気にならなかった。
from.由良
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0Д00Д00Д00Д00Д0
そんな事思うやつじゃないだすよ;
多分まだ好きなの?
って聞かれたのは、
『俺依麻と付き合いたくなったんだけど
もう好きじゃなかったら駄目だよな…』
とか思ってるかもしれないじゃないか★笑w
あんまりネガティブになんな♪
ポジティブ星人里田が依麻をポジティブの道に
案内してあげるだす(笑)
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そうだよね、壱はそんな事思う人じゃないよね。
ほんの少しだけ冷静になった私は、ゆっくり深呼吸してメールを打った。
from.依麻
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0Д0
祭りYAHOO!!!!!!!!!!!!!
ぬがぁ0Д0
そう思われてたら溶けるw
そうだね^^
由良、本当ありがとう★
ポジティブ成人里田様ァァァァァァァッww
(○)←ハナノアナ拡大図
よし、じゃあ元気もらったところで、伝言の返事をw
『依麻に聞いたら、好きだよ^^って言ってたよ(笑)』
みたいな感じでスッパリ言っちゃっていいよww
恋愛になると、どうも深く考えすぎちゃいまして……;;
だめだなぁ、本当ww
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今回の恋こそ、慎重に行きたい。
失恋黒歴史の時の恋愛みたいなのは、もうしたくない。
ただ砕けるだけの恋愛なんか、嫌だ。
from.由良
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0Д0
わかった↑
壱に言っときます^^ww
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「……っ」
壱に、言ってくれる——。
私の心臓は、一気に高鳴った。
やばいって、これ。
一種の告白みたいなものだよね、うん。
ていうか本当に、あっさり『好き』って言っても大丈夫だったのかな?
そう思っていると、その由良のメールからまた普通の雑談に戻った。
学校の話、面白い画像の送り合い——。
だけどその間も、壱から何て返信が来るか気になって仕方がなかった。