コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華* +実話+ 114話更新! ( No.469 )
- 日時: 2011/04/29 23:10
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 4u1FJvtb)
- 参照: あたしだけ見ててって! 視線逸らさないで(by.SweetDevil
第百十八話『ずるい戦法』
ドキドキの心情のまま、もう時計は十二時半を過ぎていた。
未だに顔から発火しそうな位熱くて——。
時間が過ぎるのが、凄くゆっくりに感じた。
≪消○力〜〜〜トイレ大好き〜〜〜〜≫
——来た!!
緊張感を消す受信音だけど、気にしない!!
私は折れる勢いで携帯を開いた。
from.由良
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聞いたら『もうその話終わらなかったっけ?』って
言われて、その後壱爆睡で返事が来ないんです…
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逃 げ ら れ た
やっぱ壱って小悪魔だ……いや、森野を超える悪魔だ。
絶対爆睡じゃないよね、絶対逃げたよね?
なんだよ、なんなんだよ!!
from.由良
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えええええええええええええ(笑)
その話終わらなかったっけって、え(笑)
恋バナが終わったってこと?w
爆睡するなぁぁ起きろぉぉぉ;;;;笑
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from.由良
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そうなんすよ…;
前終わらなかったっけ? みたいな…
だから『いやまだ終わってねぇし』って言ったら寝た(笑)
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鬼 畜 す ぎ る
なんというマイペース、壱。
これが逃げじゃなくて本当に爆睡だとしたら、壱は凄い。
壱だったら十分あり得そうなんだけどね、うん。
from.依麻
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なんじゃそれww
がびびびーん0Д0w
寝るなぁぁぁぁぁ;;;;
結局重要な事わかんないままじゃないかw
もう恥ずかしくて死にそうwww
告白したいけど……ああああああ
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from.由良
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ほんとよー(笑)w
頑張れ☆
私は水城殿を応援しているぞっ(笑)ww
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from.依麻
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うぅぅ…
よし、頑張るぜ!
由良ありがとう★
てかさ、
相手は私が好きなの知ってるから、
後は相手がどう返事してくれるかどうかじゃない?;w
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from.由良
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確かにそうだ(爆)ww
壱知ってるもんね〜0Д0
依麻わかりやすいもん↑
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やっぱりわかりやすいのか……あぁぁ。
どうすればいいのか……。
やっぱ、私からガンガン行くしかない……よね?
この恋の戦法ってやつは!!
from.依麻
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びぃぃぃぃぃぃっ
そうだよね?笑
返事欲しい……けど、やっぱ私が告らなきゃダメだよね0Д0
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from.由良
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ぎょぎょぎょ(0Д・)w
そうだねー↑↑
壱さん天然だしね0Д0(爆)ww
告白するのがいいと思うよ↑
頑張れ!
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from.依麻
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頑張る♪
でもどーゆータイミングで言えばいいのか…w
メール返事返ってこないし、電話は無理だし、
呼び出しも逃げられるからなぁ…ww
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ふと、告白未遂の事を思い出した。
あの時は、本当失敗して終わったな……。
壱の顔が真っ赤だったのは、照れてんじゃなくて怒りだよねきっと。
そう思うと、少し……いや、大分悲しくなってくる。
from.由良
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難しいね↓↓
何があるかなぁ……0Д0
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from.依麻
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悩みどころ;
うーん><
『依麻が好きなの知ってるなら、返事あげないの〜?』
みたいな風に、明日メールで聞けたり出来る?
ごめんね本当;;
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ここで私は、卑怯な手を使った。
壱は私の気持ちを十分知っているんだから、今すぐ返事をくれたっていい。
告白までの勇気が出ない私は、そう思いついた。
由良にこうさりげなく聞いてもらって、返事を聞けばいい。
私は、ずるい戦法を使った。
でもそこまでしてでも、壱の気持ちが知りたかった。
だって、こんなに期待させられたら誰だって気になる。
『諦めてほしい』から『俺の事まだ好きなの?』って聞いたのか、それとも——……。
恋って、本当心と頭を狂わせる。
こんなに自意識過剰と思い込みが激しくなるなんて。
冷静になって考えれば、やっぱありえないことなのに——。
恋をしたら、冷静になんかなれない。
それも私だけかもしれない。
でも止める事の出来ないこの気持ちは、どうすればいいの?
from.由良
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了解〜bb
全然だいじょぶよ↑(笑)
明日壱に言っておきます^^v
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from.依麻
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ありがとう♪
明日返事来たら報告お願いしますm(--)m
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from.由良
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あいよ〜^皿^ww
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そこで、私と由良のメールは終了した。
時計を見れば、一時半。
長い長い夜。
私を狂わせる、夜のメール。
だけどそれはあっという間に終わった。
「……」
返事、なんて来るかな。
淡い想いを抱きながら、私は眠りについた。