コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華* +実話+ 120話更新! ( No.477 )
- 日時: 2011/05/01 00:41
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: s26dq553)
- 参照: あたしだけ見ててって! 視線逸らさないで(by.SweetDevil
第百二十二話『悪戯』
from.由良
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あ!
そのことなんだけど…
零が壱の携帯でなんかふざけて送ったらしい…
ぬあああああああああああ
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「……え」
先 に 言 っ て お く れ 由 良
from.依麻
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いやいやいやいやwww
え、え?(笑)
私、壱にばっちりプリクラ送っちゃったんですけどw
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思いっきり、顔面崩壊したプリクラ送っちゃったよ?
しかも三時間経った後にだよ?
私のさっきのテンションは一気に落ち、寝起きのイライラが甦ってきた。
……おかえり、寝起きイライラ。
from.由良
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まじか!
零のやろーめっ!!
なんかすいませぬ…;
ぬああああああああああ
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今すぐ、消えていなくなりたい。
由良のメールを、先に返信すればよかった……!!
私は布団を頭に被り、涙目になりながら携帯を見る。
このメールは壱の意志じゃなかった。
だから『依麻』って名前を呼んでくれたのも嘘だった?
全部、零の悪戯。
それなのに私は、壱からメールが来たと思って浮かれて——。
そうだよ、よくよく考えれば壱が私のプリクラなんか欲しがるわけがない。
こんな顔面崩壊の顔を、好き好んで誰が欲しがるか。
……私、愚か者過ぎる。
年明け早々やってくれるじゃねぇか馬鹿野郎!!
from.依麻
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もうダメだわ私あっはははっはは
壱絶対困ってるよねワーシェーシェー
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from.由良
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大丈夫だb
零が勝手にメールしたこと、壱知ってるからw
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知ってるのかい!!
でも、絶対困ってるよね。
ていうか壱も、常に携帯持ってろよ!!
from.依麻
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私がメール送っても返ってこないだろうから、
壱&零に伝言頼みますm(--)m
まんまと騙されたじゃねぇかばかやろー0Д0
恥ずかしすぎるwww
なんてこったいあばばば
零の馬鹿0Д0
あと、壱に謝罪しておいてくださいw
すぐそのプリクラ消してくださいとw
今すぐ、一秒でも早く抹消した方が壱の目に安全w
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メールを送って間もないから、まだ間に合う。
私のプリクラで、壱の失明は免れる!!
日本語がおかしいけど、とりあえず恥ずかしかったので慌ててこの文章を送ってしまった。
すると、また消○力が聞こえてきた。
さっきまで幸せの音に聞こえていたが、今はもう憎たらしい受信音にしか聞こえない。
あの時の私の耳と頭は狂っていた、うん。
……というか由良、返信早。
from.由良
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うける(爆)ww
わかったよbb
壱に伝えておきますw
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「……はぁ……」
私は大きなため息をつき、携帯を閉じた。
この前といい今日といい、冬休みのメールは奇想天外すぎる。
人生って、本当恐ろしい。
恋愛って、本当難しい……。
——新学期が、怖い——……。
私は力なく布団に横たわり、放心状態のまま過ごしていた。