PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: _._Courage、 【実話】 ( No.21 )
- 日時: 2011/01/27 20:18
- 名前: あやめ. ◆Runa.IU3P6 (ID: 5RAlDtaS)
来れたっ*.
*
■ story ■第一章.第三話
四時間目の集会までうちは上の空だった。友達の音々ちゃんと理恵ちゃんが話して来てくれても空返事しかしなかった。
紗枝ちゃん…まだ来ない。
鼓動がどんどん増す。良太も落ち着きがないように見える。
チャイムがなって、皆体育館へと移動する。うちも、その流れにまじって階段を降りる。良太も、友達の瀬南くんと一緒に行ってた。
そして全員が体育館に着いた。そこには、紗枝ちゃんが居なかった。
( 本人…居るはずないのかな…? )
もう紗枝ちゃんの話しかと思いこんでいたうち。
紗枝ちゃんと離れたくない。
いやだ、いやだ。
「 はい皆さん体育座りしてください 」
千葉先生が言った。皆ちゃんと座る。
そして口を開いた。
言わないで…
言わないで…!
「 もうすぐ発表会ですね! 」
「 …へ? 」
うちは驚いて、開いた口がふさがらない、と言うのはまさにこう言う事だと思った。
紗枝ちゃんの事じゃない——…?じゃあなんで、紗枝ちゃんはいないの?
すると千葉先生はうちの気持ちを読んだように、こう言った。
「 紗枝さんは腹痛…お腹が痛くて遅れてきます。多分、もうすぐ来るかと… 」
「 遅れて、すいません 」
千葉先生が言いかけた時、ドアから誰かが入ってきた。
「 おはよう、なっちゃん 」
紗枝ちゃん…!
なっちゃんとはうちのあだ名。多分、紗枝ちゃんしか使わない特別なあだ名。
良かった…!紗枝ちゃん、来てくれた!
良太の方をチラ見した。笑顔だった。
良太も元気が出て、本当に良かった。
大好きだよふたりとも。これからも仲良くしようねっ!
、.Courage、
PR