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Re:    ラナンキュラス*   【短編集】 ( No.1 )
日時: 2011/02/05 22:51
名前: ラズリ ◆QagctrI27A (ID: VEcYwvKo)

「雨になりたい」

彼女は雨がすきだった。

綺麗な雫が。
雨の音が。

◇  ◇  ◇

その日は雨が振っていた。

僕は帰っている途中、幼馴染の零を見つけた。

「零。」
「あ、秋。」

僕は、零の方へ走っていった。

「何か用?」
「ただ見つけたから声をかけただけ。」
「そう。」

零はそれだけ言った。

僕は、零のほうを見る。

いつも、そっけない感じはするけど、いつもの「そっけない」とは
違った。


どうしたんだろう。


「零……
「私ね、雨がすき。」

僕が言い終わらないうちに零は言った。
そんな事しっているのに、いきなりどうしたんだろう。

「何か辛い事があるとね、雨を見るの。雨を想像するの。
 そうすると元気がでるから。」

ああ。
どうしてこんな事を突然言ったのか分かった気がする。

何があったかは……

聞かないでおこう。


「……このまま、一緒にかえってくれる?」

零は言った。

僕はうなずいて、零の隣にいく。

その後、僕と零は、黙って歩いてた。
ただ、僕は零の隣にいたんだ。




気がついたら、家についていた。

零は僕の隣の家にいった。

「零、また明日。」

僕がそういって家にかえろうとした時、
零が振り向いて言った。


「今日、一緒に帰ってくれて ありがとう。」



◇  ◇  ◇

雨になりたい。

僕は、今は、零の隣に居る事しかできないけど。

いつか、雨みたいに、零を元気にさせることが
できるかな。


—————————————

じめじめした感じの話になってしまいました。
それと、意味不明ですね。
もっと描写とか増やしたり、話の流れを整えないと。
終わり方も微妙だし。

次は、もっと明るい感じで書こうと思います。

あと、零目線でこの話を書いてみたいです。